10月28日の昼休みに、My Study Abroad 留学報告会を開催しました。国際室が募集するプログラムにより留学した学生によるこの報告会は、授業期間中、月1~2回開催されています。
今回は派遣交換留学プログラムを使って留学した4名の学生が発表しました。
- 理学部 情報科学科 4年 金川平志郎さん(メルボルン大学/オーストラリア)
- 大学院理工学研究科 材料工学専攻 修士1年 大見俊基さん(ノルウェー工科・自然科学大学/ノルウェー)
- 大学院理工学研究科 機械宇宙システム専攻 修士1年 金容載さん(スイス連邦工科大学チューリッヒ校/スイス)
- 大学院総合理工学研究科 人間環境システム専攻 修士2年 井上瑞紀さん(シャルマーズ工科大学/スウェーデン)
メルボルン大学に留学した金川さんは、真のグローバル人材になるために、国際かつ多民族都市として有名なメルボルンへの留学を決めたそうです。留学中はその想いを実現して、シェアハウスにおける留学生との交流だけでなく、日本語サークル、ディベート大会等、課外活動にも積極的に参加しました。語学力の上達だけでなく、グローバル人材に必要な知性を磨くことができたとの報告がありました。また、家探しの方法や物価の高いメルボルンでの節約術等、留学に役立つ情報の提供もありました。
ノルウェー工科・自然科学大学に留学した大見さんからは、授業の履修のみならず、研究室にも所属することで、専門分野(顕微鏡)に対する知識を深めることができたとの報告がありました。顕微鏡観察で得られた情報を分析することや、関連する論文を読むことを通して、世界最先端レベルの研究を実施し、その成果を国際学会で発表するという貴重な体験ができたそうです。また、受入指導教員や留学生と築いた深い信頼関係が大きな心の支えとなり、学業のみならずプライベートの面においても有意義な経験ができたとのことでした。
スイス連邦工科大学チューリッヒ校に留学した金さんは、所属する研究室が進めるプロジェクトに力を注ぎ、その結果Entropyと呼ばれるジャーナルにも論文を2つ投稿することができたそうです。他方で、休み期間中はスキーやソリ等のスポーツをすることで十分にリフレッシュをし、学業とのメリハリをつけました。また、留学中10ヶ月間受給したスイス連邦工科大学の奨学金だけでなく、工学系国際交流留学生基金からも渡航費も受給することができたため、物価の高いスイスで生活するにあたり大きな手助けになったとの報告がありました。
シャルマーズ工科大学に留学した井上さんは、専門分野(音響)の教育環境が充実している点が決め手となり、早くからシャルマーズ工科大学を留学先として念頭に置いていたそうです。井上さんは留学中に一時帰国をして就職活動をしましたが、他大学にはない最先端の設備を使用し専門性を高められたことが大きなアピールポイントとなり、良い結果を出すことができたとの報告がありました。また、研究を共に行った留学生のみならず、様々な背景を持つシャルマーズ在住の日本人との出会いもまた、井上さんに大きな影響を与えたそうです。
- 留学イベント一覧
- 「第24回 My Study Abroad 留学報告会」開催報告
- 「第23回 My Study Abroad 留学報告会」開催報告
- 「第22回 My Study Abroad 留学報告会」開催報告
お問い合わせ先
国際部留学生交流課派遣担当
TEL:03-5734-7645
Email : hakenryugaku@jim.titech.ac.jp
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- 公開時、内容に誤りがありました。訂正してお詫び申し上げます。(11月21日15:00追記)