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夏の電脳甲子園「第29回スーパーコンピューティングコンテスト」を開催

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東京工業大学 学術国際情報センターは8月21日から25日にかけて、「夏の電脳甲子園」ともいわれる第29回「スーパーコンピューティングコンテストSuperCon2023」(以下、スーパーコン)の本選を、大阪大学 サイバーメディアセンター、理化学研究所 計算科学研究センターとの共同主催で行いました。

スーパーコンは、高校生または高専生の2~3人が1チームとなり、スーパーコンピュータ(以下、スパコン)を使用して、難問を解くプログラムを4日間で作成し、その正確さと速度を競うプログラミングコンテストです。

従来、東日本会場(東京工業大学)と西日本会場(大阪大学)で本選を開催してきましたが、昨年度に引き続き新型コロナウイルス感染症の状況を考慮し、本年度もオンラインでの開催となりました。理化学研究所のスパコン「富岳」を使用する本選には、予選を勝ち抜いた15校・18チームの50人が参加しました。

スーパーコンピュータ「富岳」

スーパーコンピュータ「富岳」

本選問題:「最近点対探索」

本選問題は、2次元空間に分布した点の中で最も距離の近いペアを見つけるというもので、与えられた5億個の点から、1番目、10番目、100番目、1000番目に近い点の対を計算して、それらの番号と距離を出力することが求められました。

課題説明

課題説明

閉会式・結果発表

8月25日の閉会式では、主催・共催機関からのあいさつ、コンテストの結果発表が行われました。主催機関からは東工大の佐藤勲総括理事・副学長、理化学研究所の松岡聡計算科学研究センター長、大阪大学の菊池誠サイバーメディアセンター教授のあいさつがあり、また、共催機関からは情報処理学会の湊真一教育担当理事、電子情報通信学会の和佐州洋コンピュテーション研究会幹事のあいさつがありました。さらに、文部科学省 塩見みづ枝研究振興局長がビデオメッセージで参加者の奮闘を称えました。

東工大 佐藤総括理事・副学長
東工大 佐藤総括理事・副学長

理化学研究所 松岡センター長
理化学研究所 松岡センター長

大阪大学 菊池教授
大阪大学 菊池教授

続いて、スーパーコン実施委員会委員長である本学 学術国際情報センターの西崎真也教授が上位3チームを発表し、本学 情報理工学院の横田理央教授が本選問題の解説と、各チームの解答について講評を行いました。

役職名はコンテスト開催当時のもの

本選結果

順位

チーム名

学校名

1

KMB76

灘高等学校

2

honyanya

開成高等学校

3

prism

筑波大学附属駒場高等学校

1位になった灘高等学校「KMB76」には、文部科学大臣賞、併せて学会奨励賞(電子情報通信学会情報・システムソサイエティスーパーコンピューティング奨励賞、情報処理学会若手奨励賞)が授与されました。

お問い合わせ先

スーパーコン23実施委員会

Email sc23query@gsic.titech.ac.jp


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