9月2日、東京工業大学の公認サークルであるデジタル創作同好会traPは、大岡山キャンパスにて「中高生のためのプログラミング教室」を開催しました。部員が講師を務め中高生にプログラミングを教える本教室は、今回で14回目の開催となります。
本教室には、プログラミングの初心者やプログラミング未経験ながら興味がある中高生23人が参加者し、traP部員のサポートによりブラウザ上で動くインベーダーゲームの完成を目指しました。用意された資料を参考に、プログラミング言語「JavaScript(ジャバスクリプト)」を用いて、「プレイヤーを動かす」「弾を発射する」などの機能を実装していきました。
休憩を挟みながら6時間にわたってプログラミングに取り組んだ結果、全員がインベーダーゲームの基本部分を完成させることができました。さらに、多くの参加者が「音を鳴らす」「複数の敵を配置する」という発展的な機能の実装にも取り組みました。
昼食後、traP部員の一人がLT(ライトニング・トーク)会を開き、5分程度のプレゼンを行いました。今回はテーマを「若さという武器」とし、中高生という年代の人たちが持っているチャンスについて話をしました。
本イベント終了後のアンケートでは、回答者20人中17人から「とても良かった」との評価をもらいました。また、「詳しく教えてくれた」「自分でも何か作ってみたい」「将来、面白いゲームを作ろうと思った」などの感想が寄せられました。
デジタル創作同好会traPは、今後も春と夏の年2回、本教室を開催する予定です。
プログラミング教室の運営を務めた物質理工学院 応用化学系 板垣匡彦さん(学士課程2年)のコメント
大学の情報学部に入ると、もちろんプログラミングする機会がありますが、中高生の段階では「プログラミングに触れるきっかけが少ない」「学んだものを何に応用できるか分からない」「環境構築や初歩のエラーの解決策が分からない」といった課題があると思います。
本イベントでは直感的に分かりやすい教材を使い、インベーダーゲームという具体的なものを制作します。また、プログラミングに長けた部員のサポートを受けることができ、前述した課題をクリアしています。このように工夫がなされたプログラミング教室で、参加者からとても良い評価をいただけたのは非常にうれしいことです。
デジタル創作同好会traPとは
デジタル創作同好会traPは、東京工業大学で活動している技術(ものつくり)系公認サークルです。デジタルコンテンツのチーム制作や技術共有を目的として、2015年4月に設立されました。制作物はwebアプリからゲーム、イラスト・3DCGや音楽までと幅広く、また競技プログラミングやセキュリティコンテスト(CTF)への参加にも取り組んでいます。さらに、ゲーム制作者同士の交流イベント(Game^3)や中高生向けのプログラミング教室を主催するなど、外部との交流も積極的に行っています。
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本イベント開催にあたり株式会社サポーターズから昼食費などの協力を得ました。
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