11月25日の昼休みに、My Study Abroad 留学報告会を開催しました。国際室が募集するプログラムにより留学した学生によるこの報告会は、授業期間中、月1~2回開催されています。
今回は派遣交換留学プログラムを使って留学した4名の学生が発表しました。
- 生命理工学研究科 生物プロセス専攻 修士1年 武田 千愛さん(スイス連邦工科大学ローザンヌ校/スイス)
- 理工学研究科 機械宇宙システム専攻 修士2年 粟飯原 あやさん(ノルウェー工科・自然科学大学/ノルウェー)
- 理工学研究科 土木工学専攻 修士1年 吉田 有希さん(シャルマーズ工科大学/スウェーデン)
- 社会理工学研究科 社会工学専攻 修士1年 及川 竜太郎さん(メルボルン大学/オーストラリア)
武田さんは、留学先にスイス連邦工科大学ローザンヌ校を選んだ理由として、ヨーロッパ諸国の中でも特に人の流動が盛んな点と企業との共同研究が活発であり、また、学内に多数の企業の実験室を備えるなど産業と学問の結びつきが強い点を挙げました。留学生活を送るうちに、出発前には話すことのできなかったフランス語への抵抗もなくなり、国籍を問わず多くの留学生と信頼関係を築くことができたそうです。さらに今後のキャリアビジョンやコミュニケーション術等、多くの収穫を得ることができ、1年間で大きく成長できたと報告してくれました。
ノルウェー工科・自然科学大学へ留学した粟飯原さんは、学内選考に合格するのが遅れたしまったことにより正式に留学先から合格通知が届いたのが出発の1か月前であったため、渡航前準備は多忙を極めたそうです。そのため、留学を希望する学生に向けて、早めに学内選考を受けることで前もって計画的に準備を行うように、アドバイスしました。また、3週間のノルウェー語の授業を履修することで、授業や研究室のメンバー以外にも多くの留学生と絆を深めることができたそうです。
シャルマーズ工科大学へ留学した吉田さんは、留学生向けの企画が豊富で、手厚いサポート体制が整っていること、また、地方都市ならではの温かな人々に囲まれて留学できる点が、同校への留学のメリットであるとの報告がありました。また、多くの課題が与えられ、グループワークがメインとなる授業についていくことが、留学当初は非常に大変だったそうです。しかし、留学中に多くの人に支えられたことがきっかけとなり、帰国後は東工大の留学生に対する接し方も変わったという体験を話してくれました。
メルボルン大学へ留学した及川さんは出発前に無料のオンライン授業を受講したものの、英語を母国語とするオーストラリアでの授業は想像以上にハードで、出発前により実践的な方法で語学対策をする必要があると説明しました。留学中は、朝7時から夜中の1時まで利用することのできる図書館の自習スペースを多く使用したそうです。また、出発前に必要となるビザの申請や健康診断、住居選びにおけるポイント、日本からの留学生と日本語を学ぶ学生で構成しているJapanese Clubというサークルでお互いの母国語を教え合うパートナーを見つけられること等、これからオーストラリアへ留学をする学生に役立つ情報を提供してくれました。
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