5月21日、シンガポール共和国のオン・エンチュアン駐日大使およびシンガポール科学技術研究庁(以下、A*STAR)副長官(研究担当)アンディ・ホー教授を代表とするシンガポールの有力大学4校(シンガポール国立大学、南洋理工大学、シンガポールマネジメント大学、シンガポール工科・デザイン大学)の代表団一行が東京工業大学を訪れました。
東工大からは、益一哉学長、佐藤勲総括理事・副学長、渡辺治理事・副学長(研究構想担当)、林宣宏副学長(国際連携担当)、伊藤紀子理事・副学長特別補佐(企画担当)が一行を出迎え、懇談を行いました。
懇談では、シンガポールの代表団からA*STARと各大学について概要紹介があり、さらに学部レベル、大学院レベルでの学生交流、また研究者レベルでの交流など、複数のレベルで本学との交流を深めていきたいとの希望が述べられました。本学からは10月に控えた東京医科歯科大学との統合について紹介し、続いて両国における医学と工学の融合研究の状況などに関して、活発な意見交換を行いました。
懇談後、一行は生命理工学院 生命理工学系の伊藤栄紘助教の案内で、同学院 同系 蒲池利章教授の研究室を見学しました。その後、インフォメーション・セッションが行われ、シンガポールの各大学について、またシンガポールへの奨学金留学プログラム等についての情報提供がありました。コーヒー・ブレイクには、本学学生、教員、企業の共同研究者らがシンガポール代表団一行とドリンクを片手に語り合う姿が見られました。
オン・エンチュアン駐日大使は本学工学部の卒業生であり、来訪したシンガポールの4大学には、シンガポール工科・デザイン大学のチョン・トウチョン学長をはじめ、本学の卒業生が教員として在籍しているなど、シンガポールと本学との間には長い歴史があります。今回の来訪で、さらに関係が強化されていくことが期待されます。
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