2014年11月に、リベラルアーツセンターの池上彰教授、上田紀行教授、伊藤亜紗准教授が行った米国西海岸教育機関視察について、本学の教職員を対象に報告会を開催しました。
視察を行ったのは、カリフォルニア大学バークレー校、ポモナ大学、ハービーマッド大学、カリフォルニア工科大学の四大学です。報告会では、東工大の教育改革まっただなかという状況のなかで、すぐに活かせる実戦的なヒントを中心に紹介がなされました。
なかでも大人数の学生をかかえるカリフォリニア大学バークレー校の実践は、本学が直面する課題にとって、示唆的なヒントが数多くありました。水平と垂直の両方向にわたる学生間の「ともに学ぶ」関係づくり、GSI(院生講師)の制度と養成法、教員の教育活動の評価法、反転教育など、少ない人的資源で質の高い教育を行うための工夫が数多く見られました。そのほかの大学についても、ライティングセンターや少人数教育のメリットなど、教育改革にフィードバックすべき視点を得ることができました。
会場には20名あまりの教職員が集まり、意見交換の貴重な機会を持つことができました。
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東京工業大学 リベラルアーツセンター
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