1月28日、大岡山キャンパス西9号館W935教室で、電通の薬師寺肇氏が、「広告とコミュニケーションを通してみた日本(Look inside Japan through Advertising and Communication)と題する講演を英語で行いました。
薬師寺氏は2005年に東工大電気電子工学科を卒業し、現在は、電通コミュニケーション・デザイン・センターで、統合キャンペーンの設計・実施などを担当しています。2013年には、日本で初めての理系文学賞である「星新一賞」の創設を手がけました。
講演では、情報の氾濫の中で、広告情報が消費者に十分に認知・記憶されていないことが問題点として挙げられました。その反省から、企業から消費者への情報やメッセージの伝達(コミュニケーション)を総合的にデザインする「コミュニケーションデザイン」が必要になっており、“from say to do”, “for society”, “collaboration”の3つが、効果的なコミュニケーションデザインのキーワードであることが説明されました。また、日本の企業・自治体・NPOによるコミュニケーションデザインの具体例も紹介されました。
この講演会は、東工大創造性育成科目助成を受けた文系発展科目Topics on Japan(英語で学ぶ日本事情)の一環として行われ、留学生32名、日本人学生4名が参加しました。講演後は活発な質疑応答が行われ、薬師寺氏の元に直接質問に来る学生も見られました。
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