「第1回大学連携スマートキャンパスシンポジウム」が 2013年11月26日(火)に、東京工業大学大岡山キャンパスのくらまえホールにて開催され、大学を核とするスマートキャンパスコミュニティについて、全国でその構想を計画・実施しているリーダー達による講演や議論が行われ、産学官民合わせて200名を超える参加者と共に理解を深めました。
シンポジウムに先立ち、東京工業大学三島良直学長からスマートキャンパスの将来性を含む開会挨拶があり、続いて文部科学省高等教育局の豊岡宏規国立大学法人支援課長並びに環境省環境総合政策局の近藤智洋環境計画課長からは、我が国が求める大学像やエネルギーのあり方、今後への期待などについての挨拶がなされました。
辰巳理事
シンポジウム前半では、東京工業大学の辰巳敬理事と東京大学の野城智也副学長による特別講演が行われ、辰巳理事は、自立防災拠点としてのスマート化と地域づくりについての構想である「東工大大岡山キャンパス・スマートコミュニティ構想」について述べました。
東京大学 野城副学長
また、野城副学長からは、従来からの知的資源を生かし、研究と教育の活性化を図りつつ、持続可能なキャンパス実現に向けた「東京大学サスティナブル・キャンパス・プロジェクト(TSCP)」における取組みが紹介されました。
後半のパネルディスカッションでは、東京大学、信州大学、名古屋大学、三重大学、京都大学、大阪大学、東京工業大学のリーダー達を迎えて、各大学で行われているスマートキャンパス構想を基に、その意義と実現に向けた課題の共有化や、地域と連携してスマート化を図るための理念とその実現に向けた技術研究等についての活発な議論が行われ、第1回目のシンポジウムは成功のうちに幕を閉じました。