東京工業大学は、文部科学省の実施する「大学の世界展開力強化事業」に2つのプログラムが採択されています。このうち「グローバル理工系リーダー養成協働ネットワーク」では、欧米の高等教育機関との教育ネットワークを構築するための様々な取組みを実施していますが、このたび2013年11月29日から12月24日まで、ジョージア工科大学・篠原 稔准教授(応用生理学科)を客員研究員として招聘しました。
篠原先生
篠原先生は、滞在中、特別講義「身体運動コントロールの科学研究と工学の活用」を担当し、また、学生への指導、人間行動システム専攻林教授、丸山准教授をはじめとする各研究室との共同実験や意見交換、そして東工大生への留学アドバイスなど、様々な活動を行いました。
12月11日(水)には、「米国における初等中等教育からの流れの中での高等教育」と題したFDセミナーを実施しました。篠原先生には、アメリカの大学での教育法の特徴を初等中等教育の実態についてご講演いただき、自らが関わり続けている米国高等教育の実体験を通して、日本の教育と比較する興味深い視点から、ざっくばらんに語っていただきました。
講演の後、受講した教職員から、東工大生への更なる能力の引き出し方などについての質問が出るなど、活発な質疑応答が行われました。