5月13日の午後、大岡山キャンパス本館前ウッドデッキにて、東工大ネパール人学生会を中心に、ネパール大地震の被災者支援を目的とした募金活動が行われました。
募金活動をする発起人のラジャリ・マハラジャンさん(左)
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三島良直学長とラジャリ・マハラジャンさん
4月25日にネパール中部で発生した大地震は、首都カトマンズほかネパール各地に甚大な被害をもたらし、多くのネパール国民が被災しました。災害後、大学院理工学研究科国際開発工学専攻修士2年のラジャリ・マハラジャンさんほか、本学に留学中の8名のネパール人で構成される東工大ネパール人学生会(NESAT: Nepalese Students' Association TokyoTech)は、母国の被災者のために募金活動を開始しました。東京工業大学国際学生会TISAの集会や大岡山駅前等で募金活動を個別に続け、その集大成として、日本人学生等の協力も得た5月13日の募金活動へとつながりました。震災被害や支援活動を本学の多くの教職員、学生に知らせるきっかけとなりました。
当日、ウッドデッキには現地の被災状況を示した写真も合わせて掲示され、三島良直学長を始め、多くの教職員、学生が協力し、この日だけで191,028円が集まりました。これで、募金総額が活動当初に目標としていた100万を超えたことから、募金活動は一旦終了しています。集められた募金は、日本赤十字社ほか、カトマンズのライオンズクラブ、地元のボランティア団体Bibeksheel Nepalなど、現地の被災者支援活動組織に寄託される予定です。また、本学の修士課程以上のネパール人留学生は、ネパールの理工系トップ大学であるトリブバン大学の出身であり、母校の卒業生と密に連絡を取り合いながらさらに適切な寄託先を検討しているところです。今後の母国の復旧・復興活動への貢献にも強い意欲を持っています。
被災状況を示した写真を見る人々
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募金する学生たち
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募金活動をする東工大ネパール人学生会の学生たち