役員会は、東工大における最高意思決定機関です。東工大では毎月2回役員会を開催し、大学の組織、教育、研究などについて、審議し決定しています。
7月3日の会議で承認された、意欲的で新しい取り組みについて、紹介します。
「科学技術創成研究院」の基本的な考え方を決定
研究改革の一環として、新しく「科学技術創成研究院」を設置することが決定しています。「科学技術創成研究院」は、新たな研究領域の創出と、人類社会の課題解決、将来の産業基盤の育成を強く意識した世界トップレベルの研究成果の創出を使命とします。そのために必要な研究体制、運営体制、所属・採用に対する基本的な考え方が定められました。教員が研究に専念できる環境整備や、組織の壁を越えた研究グループの柔軟な構築、研究成果の社会実装の促進が期待されます。
クォーター制による初めての授業日程が2016年4月からスタート
東工大では現在、2016年4月スタートに向けて、教育システムの抜本的な改革を進めています。その一環として導入される「クォーター制(1年間を4つの期に分ける授業制度)」による授業日程が決定しました。クォーター制の授業日程では、履修計画を柔軟に組むことができ、通常の在学期間でも留学やインターンシップをしやすくなります。また、短い期間で集中的に学ぶことで学修効果が高まるなど、様々な教育効果の向上が期待できます。
その他の主な審議事項
国立大学法人東京工業大学役職員兼業規則等の一部改正について
国立大学法人東京工業大学化学物質等の管理及び化学物資等の取扱いによる健康障害の防止に関する規則等の一部改正について
2016年4月以降を設置終了日とする寄附講座(部門)・共同研究講座(部門)の取扱いについて