9月16日~27日の12日間にわたり英国超短期派遣プログラムが実施され、学部3年生6名が、インペリアル・カレッジ・ロンドン、オックスフォード大学、ケンブリッジ大学を訪問しました。
超短期派遣プログラムとは
超短期派遣プログラムは、大学の世界展開力強化事業※1「グローバル理工系リーダー養成協働ネットワーク(TiROP:タイロップ)」の海外派遣プログラムのひとつです。同時に、グローバル理工人育成コース※2の一環として実施されるため、本プログラムへの参加にはコースの単位が付与されます。
本プログラムは、本学の学部生をパートナー大学に短期間(10日間程度)派遣するプログラムです。パートナー大学の教員から直接指導等を受けることで、国際意識の涵養を図るとともに、実際の研究内容や生活環境について理解し、将来の長期間にわたる派遣留学に向けた準備となることを目的としています。
平成24年度から26年度までは米国、本年度は英国を訪問いたしました。
- ※1
- アジア・米国・欧州等の大学との国際教育連携を目的として、文部科学省が実施している事業
- ※2
- 国際水準の教育研究活動を行い得る、高度な能力を身に付けさせることを目的として、本学に設置されているコース
英国超短期派遣プログラム2015実施スケジュール
日時 |
活動 |
場所 |
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9/15(火) 9/16(水) |
22:30 集合 於羽田空港 00:30 羽田空港出発 12:15 ヒースロー空港到着 |
東京→ロンドン |
9/17(木) |
11:00-12:00 大学紹介 12:00-13:00 キャンパスツアー 13:45-16:00 科学博物館見学 |
インペリアル・カレッジ・ロンドン |
9/18(金) |
09:30-14:30 特別市内ツアー |
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9/19(土) |
自主活動 |
ロンドン |
9/20(日) |
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9/21(月) |
10:00-12:00 移動(Oxford Tube) 14:00-16:00 カレッジ・ツアー |
ロンドン→オックスフォード オックスフォード |
9/22(火) |
08:30-11:30 シンポジウム見学 12:30-15:00 企業訪問 ミニ 19:00-21:00 シンポジウム晩餐会 |
オックスフォード |
9/23(水) |
08:30-12:30 シンポジウム見学 14:00-16:30 移動(貸切バス) 17:00-18:30 カレッジ・ツアー |
オックスフォード オックスフォード→ケンブリッジ ケンブリッジ |
9/24(木) |
10:00-12:00 ガードン研究所見学 13:00-16:00 工学部見学 |
ケンブリッジ大学 |
9/25(金) |
10:00-12:00 キャヴェンディッシュ研究所見学 14:00-15:00 BBCラジオ局見学 |
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9/26(土) |
10:00-11:30 天文学研究所訪問 14:30-17:30 移動(鉄道→地下鉄) 20:40 ヒースロー空港出発 |
ケンブリッジ ケンブリッジ→ヒースロー ロンドン→ |
9/27(日) |
22:45 羽田空港到着 |
→東京 |
左から:鈴木さん、貴志さん、清水さん、関根さん、ケンブリッジ大学研究員 杉目さん、ケンブリッジ大学博士課程 篠原さん、東工大SERP派遣生 結城さん、中澤さん、一色さん、高橋助教(引率)
帰国報告会
10月28日南4号館422講義室にて、本プログラムを無事終了した派遣学生たちによる帰国報告会が開催されました。この報告会は、グローバル理工人育成コースによる「2015夏 実践型海外派遣プログラム報告会」と合同で開催されました。
本プログラムの学生たちは、訪問大学や見学した国際シンポジウムや各大学のキャンパスの様子、そして現地で感じた印象などを、パワーポイントを用いて紹介しました。
英国超短期派遣プログラムを終えて~参加学生の声
貴志崇之(工学部制御システム工学科3年)
自分の専門とは異なる学生や先生と話す機会が多くあり、自分の価値観が変わり、将来の進路の選択肢を増やすことができました。
鈴木新(工学部土木・環境工学科3年)
専門に関係あることとしては、シェアサイクルなどロンドンの交通事情を知ることが出来ました。専門に関係ないこととしては、オックスフォードで晩餐会に参加できたのは貴重な体験となりました。
清水悠太(工学部土木・環境工学科3年)
英語学習に対するモチベーションが上がりました。考えられる進路の幅も広がりました。
関根達侑(理学部物理学科3年)
Googleで学んだことと、実際にその場で学んだことは質が違うということを感じました。海外は価値観を大きく拡げてくれます。
中澤知己(工学部社会工学科3年)
将来や研究について日本規模で考えていて行き詰っていましたが、世界規模で考えられるようになって、またワクワクするようになれました。
一色裕次(理学部化学科3年)
大きく成長したのは、初対面の人に積極的に話せるようになったことです。いろいろな人と話さないと、せっかく得られる情報や人とのつながりを失うという焦りから、勢いで話しかけたら意外と何とかやり過ごすことができました。いろいろな国から来た人のユニークな考え方に触れることで、自分の考え、ものの見方の幅を広げることができました。
お問い合わせ先
留学生交流課 「大学の世界展開力強化事業」TiROP事務局
Email : tirop@jim.titech.ac.jp
Tel : 03-5734-2984