東京工業大学 量子ナノエレクトロニクス研究センター(現・科学技術創成研究院 未来産業技術研究所)の雨宮智宏助教が矢崎学術奨励賞を受賞しました。
本賞は、公益財団法人矢崎科学技術振興記念財団により、日本の科学技術の振興に寄与する目的で1993年に創設され、過去に同財団から研究助成を受けた研究者の中から、優れた業績をあげた研究者に贈られるものです。
受賞テーマ
メタマテリアルを利用したInPチップ上光無線受信器の創製
受賞コメント
誘電率や透磁率の値を人工的に制御できるメタマテリアルをInP系光通信素子に融合することで、新しいデバイスフロンティアを拓くと考えています。具体的には、光通信周波数(193THz)において外部入力によるメタマテリアルの動的制御を行うとともに、それを利用した全光接続光無線受信器の実現を試みました。
今回、矢崎学術賞という光栄な賞をいただけたことを大変有り難く思います。ご指導頂いた先生方や、研究室のメンバー、共同研究者の皆様に深く御礼申し上げます。今後、より一層研究に邁進して参りたいと考えております。