5月10日、東工大のMOOC※1第2弾「Modern Japanese Architecture:From Meiji Restoration to Today(ARCH101x)」が開講しました。
東工大は、米国マサチューセッツ工科大学(MIT)とハーバード大学が共同設置した大規模オンライン講座「MOOC(s)」のコンソーシアム「edX」※2に昨年度から参加し、第1弾として、昨年9月に地球生命研究所(ELSI)の廣瀬敬教授による講義「Introduction to Deep Earth Science Part1」を配信開始しました。その第2弾として今回開講したのは、1976年から本学で教鞭をとるデイビッド・スチュワート特任教授が、現代建築に息づく日本の建築の歴史や思想を全6週間にわたって学生と共に語る、大変ユニークな講義です。
本講義では、1500枚以上の豊富な写真資料を用いて、幕末・明治からモダニズム・ポストモダニズムまでの約150年にわたる日本の建築デザインの歴史を振り返り、日本近代建築の特徴とその思想を描き出します。特に、本学建築学科で長年教鞭をとっていた建築家、篠原一男氏が手がけた住宅作品を詳しく取り上げる第5週、そして本学建築学科の現役教員でもある著名な建築家や建築構造エンジニアがキャンパス内の建築物を紹介し、学生と対話形式で東工大建築の系譜を読み解く第6週は、本講義のクライマックスとして必見です。
本MOOCは紹介ページが公開されており、受講登録も受付中です。
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- MOOC (Massive Open Online Course(s)) : インターネット上において無料提供され、誰もが受講することができる大規模な講義です。通常の講義のように学習期間が設定されており、学習者は科目提供者や同じ科目を登録している学習者とコミュニケーションを取ることができるなど、双方向の学びが提供されています。
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- edX : マサチューセッツ工科大学とハーバード大学を中心に、世界のトップ大学によって構成される非営利のオンライン教育のためのコンソーシアムです。edXでは、最先端の学習を世界中の誰もがどこからでも学ぶことができる環境をインターネット上で提供するだけでなく、最先端の教育学、教授法に基づいた学習環境の提供を実現しています。