2019年度の工系学生国際交流基金派遣募集説明会および2018年度前学期の工系留学報告会が11月7日、大岡山キャンパス本館で開催されました。
工学院、物質理工学院、環境・社会理工学院の3学院は、国際的感覚を持つ工学を専門とする高度技術者を養成するため、所属学生を海外の大学等に派遣する支援を合同で行っています。この学生国際交流プログラムは、海外で様々な国の研究者や学生と共に研究を行うことで専門性を深め、さらには、より広範な先端科学技術・知識を学びながら異文化に触れることで、学生自身の修学意欲の一層の向上と国際意識の涵養を図ることをねらいとして実施しています。
工系国際交流委員会主査の竹村准教授による募集説明
グローバル人材育成推進支援室太田特任教授による
「グローバル理工人育成コース」上級の説明
前半に行われた募集説明会では、工系国際交流委員会主査の竹村次朗准教授(環境・社会理工学院 土木・環境工学系)がプログラムの概要ならびにこの日から募集開始となった2019年度の夏期派遣について説明を行いました。また、グローバル人材育成推進支援室 太田絵里特任教授から、当プログラムによる留学は、科学・技術の力で世界に貢献する人材の育成を目的とする教育カリキュラムである「グローバル理工人育成コース」上級の修了要件の一部を満たす、との説明がありました。
後半には2018年度の工系留学報告会が行われました。これは、当プログラムで2018年夏季・秋季に短期留学した学生が履修対象となっている講義「国際研究研修」の一環として実施されたものです。
派遣先大学と発表者(計11名)は以下の通りです。(発表順、敬称略)
派遣先大学 |
発表者(所属・学年は発表当時) |
留学期間 |
インペリアル・カレッジ・ロンドン(英国) |
小石原奈央(物質理工学院 材料系 修士課程1年) |
2018年8月~10月 |
カリフォルニア大学サンタバーバラ校:UCSB(米国) |
彭祖癸(工学院 機械系 修士課程1年)
内山巧(物質理工学院 材料系 修士課程1年) |
2018年6月~8月
2018年6月~9月 |
アーヘン工科大学(ドイツ) |
ヨピ・プラボヲ・オクチョヴアン(環境・社会理工学院 建築学系 修士課程1年) |
2018年6月~9月 |
オックスフォード大学(英国) |
松田洋明(物質理工学院 材料系 修士課程1年)
藤澤祐太郎(物質理工学院 材料系 修士課程1年) |
2018年7月~9月
2018年7月~9月 |
清華大学(中国) |
董越(物質理工学院 材料系 修士課程1年) |
2018年6月~9月 |
南洋理工大学(シンガポール) |
石曾根香菜(物質理工学院 材料系 修士課程1年)
西崎雄太(物質理工学院 材料系 修士課程2年) |
2018年6月~9月
2018年7月~9月 |
ジョージア工科大学(米国) |
舩田陸(工学院 システム制御系 博士後期課程3年) |
2018年6月~11月 |
香港城市大学(中国) |
アマンダ・アール(環境・社会理工学院 イノベーション科学系 博士後期課程2年) |
2018年8月~10月 |
報告会では、留学経験者が留学生活について英語で発表を行いました。
留学経験者の発表
物質理工学院 材料系の小石原さん(修士課程1年) / インペリアル・カレッジ・ロンドン留学
研究所の友達とロンドン郊外へサイクリング
休憩中の様子
私は学部3年のときに2ヵ月半の短期留学をしていたので、英語での日常会話や海外での生活に大きな不安は感じていませんでした。しかし今回は、飛行機の手配や住居探し、受入大学側とのやり取りを自分で行わなければなりませんでした。また現地でも、最初は研究室の雰囲気に慣れること、研究の進め方、休日の過ごし方など1人で乗り越えなければならないことが多くありました。周りに日本人がほとんどいなかったため英語を使う機会がたくさんあり、自分がマイノリティだったので周りにアピールすることも多く、自分が成長するにはとても良い環境でした。
様々なバックグラウンドを持つ大学院生と研究の苦楽をともにし、交流できたことはとても刺激的でした。小さなことを一つ一つ乗り越えていくことで、少しずつ自信がつきました。
今後留学をしようか迷っている人は、ぜひ挑戦してほしいです。語学力に自信がなくても、ある程度の専門知識があればなんとか伝わります。自分の目的に合った留学をしてほしいと思います。
工学院 機械系の彭さん(修士課程1年) / UCSB留学
留学を決めたのは正直、一念発起であり、留学のために大した準備もしていなければ覚悟もできていませんでした。しかし、振り返ると本当に留学してみてよかったと心の底から思っています。
一番大きな成果は、自信がついたことではないかと思います。留学前は、話せない英語から何となく目を背けてきましたが、いざ英語圏へ飛び込むと、できない英語を毎日使っていかねばなりませんでした。最初はもちろん、不安も焦りもありましたし、周りに迷惑ばかりかけている自分が嫌でした。しかし、「すべては自分を成長させるプロセスだ」と自分に言い聞かせ、最終的にポジティブな姿勢であらゆることに向かいました。すると絶対無理だと思ったこともやってみれば案外うまくいくものだと分かり、自信を持てるようになりました。この経験は今後の自分の考え方に影響する非常に貴重な経験であり、これからの人生においても常に自信を持って困難を乗り越えていきたいと思います。
また、研究の楽しさを再認識することができました。日本にいるときと異なり、授業や雑務など全くなかったため、2ヵ月間研究と向き合うことができました。実験すればするほどわからないことが湧いてきて、それらを理解するために一生懸命考えるプロセスの繰り返しが、自分にはとてもやりがいを感じました。現地の先生方はもちろん、学生たちも研究に対してとても真剣であり、彼らと研究について話し合って次々と新しい知見を得ることで、常に自分を成長させることができました。
英語に関して、私は今でも何とかやっていけるレベルですが、それでもこの2ヵ月間一生懸命英語を聞いて話すことで留学前よりはだいぶ上達した気がします。一番嬉しかったのは、最後のプレゼンテーションで自分のジョークが会場に受けたことです。こういった良い経験は、今後自分が英語学習を続けるモチベーションに繋がると思います。
研究室のメンバーと
(中央が彭さん、最右が指導教員のオマール・サレハ教授)
所属プログラムCISEIサマーインターンシッププログラムの
メンバーと(右から3番目が彭さん、中央が内山さん)
物質理工学院 材料系の内山さん(修士課程1年) / UCSB留学
ポスターセッションにて(最右が内山さん)
実験室にて
今回の留学では、私が今いる研究室では対象としていない重合法でのポリマー合成がメインでした。最初は慣れない研究室、装置、文化および習慣、研究内容と、不安が沢山ありましたが、一つ一つ乗り越えていき、逆にそれらが向こうでしか積めない貴重な経験となりました。このような経験を通し、自分に自信がつきました。またUCSBの材料系にいる日本人学生は私1人でしたが、博士研究員や会社から派遣されている訪問研究員3名(うち2名は東工大出身)のコミュニティーに入り、世界で活躍している日本人の話を聞けたのも非常に嬉しく、今後の人生の参考となりました。
研究室の外では、インターンシップの友達や、研究室のメンバーと過ごしました。インターンシップの友達は様々な国から来ており、それぞれ国民性が出て、なかなか癖が強く戸惑ったこともありましたが、新鮮で多様な経験が出来ました。
環境・社会理工学院 建築学系のヨピさん(修士課程1年) / アーヘン工科大学留学
研究室のメンバーと(左から5番目がヨピさん)
サッカーチームのメンバーと(最左がヨピさん)
所属した研究室では、幾何学的に非線形な要素に対する超弾性材料の実装に、アイソジオメトリック離散化を使用する研究を行いました。大学寮は時期的な問題で探すのが非常に難しかったのですが、アーヘンにあるインドネシア留学生協会に問い合わせたところ、宿舎を紹介してもらうことが出来ました。大学外ではやはり英語が通じにくい環境であるため、生活に必要な程度のドイツ語は学んでいくことをお勧めします。また、土木工学のサッカー選手権に参加したり、その仲間たちとベルギーのデュルビュイに遠足に行ったりし、研究以外にも充実した活動を行うことが出来ました。
物質理工学院 材料系の松田さん(修士課程1年) / オックスフォード大学留学
クライスト・チャーチにて
所属研究室の外観
指導教員となったジェイミー・ワーナー教授の研究室は、主にグラフェンをテーマにしているナノ材料の研究室です。グラフェンの実用化に焦点を当てており、材料の合成法、その簡単な特性評価、およびグラフェンを用いたデバイスの作製の3つをテーマにした研究が多くありました。研究室は真面目な雰囲気で、学生、研究員、技術員含め20名ほどが在籍していました。特に中国人の数は多く、彼らは非常に勤勉です。
本留学の成果は、海外の研究室の標準的な博士課程学生の生活を経験できたこと、語学力が向上し、より正確に意思疎通できるようになったことの他に、オックスフォード大学の中身を見てこられたことだと思います。オックスフォード大学は自分を成長させるのに素晴らしい環境であり、世界中から集まってくる学生、特に博士課程学生は向上心に溢れ、人格・能力ともに成熟していました。現地の学生は、それぞれ自分の考えを持ち、専門外の分野にも関心を持ち、仕事も遊びもメリハリを持って全力投球する人が多くいました。日本でこのような人に出会う機会は少ないので刺激的でした。いかなる時もポジティブ思考を心がけ、前向きに積極的に行動していけば留学だけでなく、多分人生も、間違いなく有意義かつ楽しいものになると思います。
物質理工学院 材料系の藤澤さん(修士課程1年) / オックスフォード大学留学
プロジェクトメンバーと夕食(最左が藤澤さん)
指導教員のオライリー教授と
私が所属した研究室は、30年以上企業と共同研究をしており、私もN-tec(エヌテック)社というオックスフォードの小さい会社の研究者として実験などを行いました。テーマは大きく分けて2つ行い、どちらもAMG Aluminum(エーエムージー・アルミニウム)社というイギリスの素材メーカーから委託された研究テーマです。1つ目はAl-Ti(アルミニウム-チタン)合金における結晶粒微細化剤の性能評価を行い、実験と分析をして最適組成を考えました。2つ目はDC(急速冷却)鋳造シミュレータという装置の生産性向上のための改良を行いました。1つ目のテーマについては大きなプロジェクトだったので、プロジェクトの一部分を任され、DC鋳造プロセスシミュレータを使った実験と分析を行い、その結果をもとに毎週チームのメンバーとディスカッションをしていました。2つ目のテーマについては私が主体で任されており、技術者と話し合いながら新しく装置を改良しました。私は東工大では薄膜の磁性について研究しており、金属の凝固については初めてのテーマだったので、はじめは大変苦労しましたが、博士学生のサポートなどもあり、何とか乗り越えることができました。
私はこの留学の前に2回短期留学をしていたので日常会話では不自由ない英語力は持っていましたが、いざチームでディスカッションなどすると、はじめはコミュニケーションが取れず苦労しました。しかし、チームで研究したり、寮で共同生活したりすることはとても貴重な経験で3ヵ月という短い期間ながらとても多くのことを得られ、密度の濃い時間を過ごすことができたと思っています。今、留学に興味を持っている人は自分の現在の英語力に関わらず挑戦することをお勧めします。
物質理工学院 材料系の董さん(修士課程1年) / 清華大学留学
研究室のメンバーと(左から2番目が董さん、右から5番目が指導教員の謝続明教授)
急激な成長や革新と、安定した生活が共存する不思議な時期に、大国である中国の首都で現地の空気を肌で感じられたことは、私にとって非常にいい経験でした。特に今回は街に住み、更に学外の同世代と3ヵ月間生活を共に出来たことは、おそらくこのプログラムの長い歴史の中でもそう多いことではないと思います。私は滞在中、研究室の内外を問わず、おそらく一期一会に終わるであろう人々とも積極的に交流を図りました。親の金銭援助も受けられたこともあり、「体験のためなら」と惜しみなくお金を使いました。こうしたからこそ自信をもって「肌で感じた」と言えるのだと思います。この留学プログラムはたった3ヵ月であり、旅の恥はかき捨てです。言語に自信がないなどと不安に思うことなど一切ありませんでした(ネイティブ相手ならば2単語程度でコミュニケーションはとれる。)
今後留学する学生さんには、現地の人が普段しているようなことを一通り行うのはもちろん、驚くような、あるいは目を疑うような経験もして帰ってきて報告してもらえたら面白いと思います。注意点ですが、学外の人とも深い話をしたいのなら現地の言葉がある程度使えることは必須だと思います。
物質理工学院 材料系の石曾根さん(修士課程1年) / 南洋理工大学留学
研究室のメンバーと
(最左が石曾根さん、前列最右が指導教員のシュ・ロン教授)
研究室のメンバーとの観光にて(右から3番目が石曾根さん)
過去3ヵ月程度の留学に参加した先輩方から、この短期間で研究を完成させることはできないし、行くなら研究以外にも目的を持つべきだということを言われていたので、私は留学の目的の一1つに、多くのバックグラウンドを持つ人たちと話すことを掲げていました。東工大にも留学生はたくさんいますし、話す機会はありますが、あくまでも日本人ベースになっていると思います。周りを見渡せば日本人がたくさんいて、話が続かなかったときに助けを求めることができます。それに私たちは日本での生活に慣れており、留学生と仲良くなることは慣れた生活に訪れる少しの変化でしかありません。
しかし、今回のシンガポールでの生活は日本人が周りに1人もいない環境で、もちろん母国語を話す機会はなく、知り合いもいなかったので頼る人も最初はおらず、生活自体が手探りの状況でした。その中で拙い英語で話しかけて仲良くなれたときは心から嬉しかったですし、お互いの出身国について、専門について、そしてくだらない話で盛り上がったときはとても楽しかったです。正直、留学してから1ヵ月は孤独を感じることが多くありました。と言うのも、私が所属した研究室は私以外が皆中国人で、彼らの結びつきがとても強かったのと、ホステルも私以外ほとんどマレーシア出身の同じ専門学校に通っている学生だったからです。彼らの多くはまともに日本人と話すのは初めてだったこともあり、同じアジア人だとは言え接し方が分からなかったはずです。また、欧米と比べてアジア人はシャイな人が多いため、積極的に話しかけてはくれません。この環境に身を置くことは生まれて初めてだったために最初は戸惑いました。ただ、根気強く話しかけていると、彼らは皆喜んで私を受け入れてくれるようになりました。そして、仲良くなるまでの壁が分厚かった分、一度仲良くなるととことん仲良くしてくれました。この経験は少なくとも日本にいると経験できなかったと思います。かつ、日本人が多く住んでいたり、多く留学したりしているところでも経験できないはずです。南洋理工大学はまだ日本人があまり留学しておらず、かつ中心部から離れているため日本人があまり滞在していません。確かに学術的な面では欧米が先行していると思いますが、これからアジア諸国は経済的にも学術的なレベルもどんどん上がってくると思います。その中で、多くのアジアの人たちと交流できたことがシンガポールを選んだメリットであったと思います。
物質理工学院 材料系の西崎さん(修士課程2年) / 南洋理工大学留学
研究室
ガーデンズ・バイ・ザ・ベイにて
今回シンガポールで生活することによって、グローバル化の波は思っていた以上に大きいものだったことを体感しました。これまでにも海外へ旅に出掛けた経験はあり、日本に住んでいても海外からの人が増えてきているなとは思ってはいましたが、留学生という身分で自分が実際に他国の街に住んでみると見えてくるものは全く違ったものでした。今や世界中の国が互いに同じ土俵でしのぎ合い、そして一緒により良い世の中を創り上げていっているわけです。そんな中自分の語学力について、国によって訛りがあるとはいえ思った以上に言葉を聞き取れないことが多くありました。それでも生活は出来ますが、改善していかなければならず語学に対するモチベーションが向上しました。また生活の中では中国語を耳にすることも多く、今後の世界情勢を見ても余裕が出て来れば中国語の学習をしてみたいとも思いました。中国から来ていた友達とはたくさんのことを話しましたが、友達から聞いた中国国内の色々な話もとても興味深かったです。
シンガポールは本当に色々な民族が住んでいて、それでも、このような極めて小さい国土でありながら、経済的に成功しています。近隣諸国と比較してもその様はまるで国家の芸術のようでした。もっとも、それらは強力な政府の下に成り立っていて、それによくありがちな負の面が少なからずあることも知ることができました。
留学を通じて辛いことやしんどいことは色々ありましたが、それでも、振り返って本当に幸せな日々でした。初めジン・ユ先生のところへ行くと決まった際は、東工大での研究テーマとは少し離れた分野の方であったため、上手くやっていけるか正直心配に思う時もありました。しかし、何事も挑戦が大事であるとの想いを胸に飛び込んだことは、結果的にとても正解であったように思います。
工学院 システム制御系の舩田さん(博士後期課程3年) / ジョージア工科大学留学
研究室の友人と(右が舩田さん)
研究室のメンバーと(右から2番目が舩田さん)
私が所属した研究室は、複数台のロボットを協調させて制御目的を達成させるという研究分野を始めとして、制御の分野において第一線で活躍をしており、受入担当教員であるマグナス・エガステット先生も著名な方です。その研究室に客員研究員の身分で受け入れていただきました。
私の留学時期は、博士後期課程3年というかなり遅めで、かつ卒業間近でした。この時期に留学をしたことには、良かったことと悪かったことの両面がありました。
まず、今までとは全く異なる環境で研究を進めるという経験を、卒業間近に出来たことはとても役に立ったと思います。大学か企業かのどちらを進路として選ぶにしても、博士課程卒業後は今までとは違う環境で異なる研究を進めることになるのが一般的だと思います。そういった立場になる直前に良い練習の機会になったと思いますし、ある程度の研究成果を出せたことで自信にもつながったと思います。
一方で、悪かったこととしては、もっと早く海外の研究や大学の環境を知っておくべきであったということです。やはり、海外での研究環境や進め方は、今まで自分がやってきた日本のものとは大きく異なり、もっと早く知って今後のキャリアに活かしたほうが良かったという後悔の念も強くあります。
環境・社会理工学院 イノベーション科学系のアールさん(博士後期課程2年) / 香港城市大学留学
ドラゴン・フェスティバルにて
報告会にて
香港留学の成果は有益なものでした。研究は前進し、新しい様々な角度や議論から学び、そして新しい文化や暮らしを経験することができました。さらに、将来に向けたすばらしい人脈もできたと思います。留学を検討している皆さんへのメッセージは「是非挑戦してみてください。留学は、初対面の人に出会い、たくさんの新しいことを学び、自分の心を開くことができる絶好の機会です!」
本イベントは、留学プログラムについての理解を深めるとともに、帰国して間もない留学経験者からの新鮮な現地情報や感想に触れることができる機会でした。本プログラムへの応募を検討している学生も積極的に質問し、意見交換や情報交換が活発に行われました。
工系国際交流委員のバッハ教授による閉会の辞
夏期派遣は一年の中でも特に人気があります。その理由としては、(1)夏季休暇を利用できるため、本学でのカリキュラムとの調整がしやすい、(2)留学やその準備が就職活動等と両立して進められる、(3)年に1回のみの募集および派遣の対象である3学院夏期短期学生交流プログラム(Summer Exchange Research Program:SERP)が含まれ、ケンブリッジ大学、オックスフォード大学、カリフォルニア大学サンタバーバラ校などの欧米先進大学へ留学できること等が挙げられます。工学院、物質理工学院、環境・社会理工学院の3学院は、欧米や豪州・アジアの有力大学との学生国際交流協定締結を推し進め、派遣先の質と量を確保できるように活動を拡大しています。
本プログラムは、受入・派遣の双方向プログラムである特徴を生かし、工系サマープログラム留学生との交流イベントも企画・運営されています。今回発表した学生も積極的にそのような機会を利用し、留学に臨みました。
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