Tokyo Tech-AYSEASは、東工大生が東南アジアの国に赴き、タイ、インドネシア、フィリピン、シンガポール、ベトナム等現地・近隣諸国の大学生とともに、施設見学、ディスカッションを行い、インターカルチュラルコミュニケーションを通して、急速な発展段階にある東南アジア諸国連合(ASEAN)各国のダイナミズムを体感する実践型海外派遣プログラムです。AYSEASはAsia Young Scientist and Engineer Advanced Study Programの略語です。
Tokyo Tech-AYSEASは、留学を考えている人にお勧めしたいです。10日間は程よい長さなので、大学院生でも研究にあまり影響が出ないと思います。私がAYSEASに参加した理由は、海外の日系企業に興味を持っていたからです。ハノイでの訪問先の一つ、ソフトウェア開発の企業は、私たちの先輩にあたる東工大出身のベトナム人が設立した企業で、日本向けサービスに特化したユニークな会社でした。報告、連絡、相談(報連相)やOJT(職業訓練)など、日本企業と同様の特徴がありました。
4月28日に開催されたグーグルプレイ インディーゲームス フェスティバル2018(Google Play Indie Games Festival、以下IGF2018)で東京工業大学デジタル創作同好会traP(トラップ)が制作したスマートフォン向けアクションゲーム、「Ninja Flicker(ニンジャフリッカー)」がトップ10入りを果たしました。
Image may be NSFW. Clik here to view. 工系国際交流委員のバッハ教授による閉会の辞
夏期派遣は一年の中でも特に人気があります。その理由としては、(1)夏季休暇を利用できるため、本学でのカリキュラムとの調整がしやすい、(2)留学やその準備が就職活動等と両立して進められる、(3)年に1回のみの募集および派遣の対象である3学院夏期短期学生交流プログラム(Summer Exchange Research Program:SERP)が含まれ、ケンブリッジ大学、オックスフォード大学、カリフォルニア大学サンタバーバラ校などの欧米先進大学へ留学できること等が挙げられます。工学院、物質理工学院、環境・社会理工学院の3学院は、欧米や豪州・アジアの有力大学との学生国際交流協定締結を推し進め、派遣先の質と量を確保できるように活動を拡大しています。
京都大学化学研究所 緒方博之 教授、京都大学理学研究科 吉川元貴 博士課程学生、東京理科大学 武村政春 教授、生理学研究所 村田和義 准教授、東京工業大学 地球生命研究所(ELSI)Image may be NSFW. Clik here to view. 望月智弘 研究員らの共同研究チームが、アメーバに感染する新規巨大ウイルスを発見しました。メドゥーサウイルスと名づけられたこの巨大ウイルスは、全セットのヒストン遺伝子をゲノム内に保持しており、特異な粒子形態とゲノム組成から新たな「科」に属することが明らかになりました。ヒストンは真核生物がDNAを折り畳んで核内に収納するために必須な5種類のタンパク質で、その一部を持つウイルスはこれまでに知られていました。しかし、ヒストン遺伝子全セットを保持するウイルスはメドゥーサウイルスが初めてです。真核生物のDNA関連遺伝子がウイルスに由来するという仮説が提唱されていますが、本研究成果はそうした仮説を支持する結果と考えられます。今後、ウイルスヒストンの役割などメドゥーサウイルスの感染過程を分子レベルで解明することにより、巨大ウイルスと真核生物の太古以来の共進化誌が紐解かれるのではないかと期待されます。
本研究成果は、2019年2月6日に米国の国際学術誌「Journal of Virology」にオンライン掲載されました。
Image may be NSFW. Clik here to view. 図2. メドゥーサウイルス粒子のクライオ電子顕微鏡による単粒子解析 (a)クライオ電子顕微鏡で見たメドゥーサウイルス粒子。(b)3D構築した粒子の断面図。赤矢印は核を覆う脂質二重膜がカプシドと結合している部分を表す。(c)図bの黄色い四角部分の拡大図。(d)単粒子解析による3D構築した粒子像。白矢印は粒子の大きさ(T=277)を算出するためのk値、h値。(e)図dの黒い四角部分を切り出した拡大図。
[1] Claverie J.-M., Ogata H. Ten good reasons not to exclude giruses from the evolutionary picture. Nat. Rev. Microbiol., 7, 615 (2009). doi: 10.1038/nrmicro2108-c3Image may be NSFW. Clik here to view..
[2] Claverie JM. Viruses take center stage in cellular evolution. Genome Biol. 7, 110 (2006). doi: 10.1186/gb-2006-7-6-110Image may be NSFW. Clik here to view..
[3] Forterre P. Three RNA cells for ribosomal lineages and three DNA viruses to replicate their genomes: a hypothesis for the origin of cellular domain. Proc Natl Acad Sci U S A. 103, 3669-3674 (2006). doi: 10.1073/pnas.0510333103Image may be NSFW. Clik here to view..
[4] Takemura M. Poxviruses and the origin of the eukaryotic nucleus. J Mol Evol. 52, 419-25 (2001). doi: 10.1007/s002390010171Image may be NSFW. Clik here to view..
A weak topological insulator state in quasi-one-dimensional bismuth iodide
著者 :
R. Noguchi, T. Takahashi, K. Kuroda, M. Ochi, T. Shirasawa, M. Sakano, C. Bareille, M. Nakayama, M. D. Watson, K. Yaji, A. Harasawa, H. Iwasawa, P. Dudin, T. K. Kim, M. Hoesch, V. Kandyba, A. Giampietri, A. Barinov, S. Shin, R. Arita, T. Sasagawa*, and Takeshi Kondo* (* 責任著者)
Image may be NSFW. Clik here to view. 講演する東工大 先導原子力研究所の竹下所長
第13回を迎える今回は、東工大の益一哉学長が開会のあいさつを行った後、4大学を代表する4名の研究者が、科学技術、医療、政治、社会、経済など、さまざまな視点からの講演を行いました。本学からは、科学技術創成研究院 先導原子力研究所の竹下健二所長が、「福島第一原子力発電所事故で発生した汚染土壌の浄化技術」と題して、福島の早期復興を環境の視点から考える汚染土壌処理・処分に関する研究動向を紹介しました。講演者4名の動画は、四大学連合ウェブサイトImage may be NSFW. Clik here to view.からご覧いただけます。
東京工業大学 地球生命研究所(ELSI)のショウン・エリン・マックグリン(Shawn E. McGlynn)准教授、ソウル大学校 地球環境科学部のミン・スブ・シム(Min Sub Sim)助教、北海道大学 低温科学研究所の緒方英明特任准教授らの研究グループは、約35億年前の太古代の地球に硫酸塩還元[用語1]細菌が広く繁栄していたことを突き止めた。硫酸塩を代謝して呼吸[用語2]を行う硫酸塩還元細菌の代謝経路に働く酵素によって生じる硫黄安定同位体分別を実験的に再現して解明した。
1月24日、東工大大岡山キャンパスの百年記念館で「留学生と外資系企業のための交流会 Career Talk~New Information Exchange Event with Foreign Companies」が行われました。東工大イノベーション人材養成機構(IIDP)と学生支援センターキャリア支援部門が、独立行政法人 日本貿易振興機構(JETRO)の協力を得て開催しました。