Taki Plazaの建設は2019年5月に始まり、工事作業は仮囲いで見えなくなりました。「Taki Plaza仮囲いアートプロジェクト」は、真っ白に広がる仮囲いそのものを活用し、Taki Plazaについて広く知ってもらう企画です。
7月、参加者を学内公募で募ったところ、15名(うち6名は留学生)の学生が集まりました。参加学生は、Taki Plaza の企画運営を担当する「Taki Plaza 学生ワーキンググループ」から、Taki Plazaのコンセプトと各フロアの構成について説明を聞きました。各々がTaki Plazaをテーマにスケッチを描き、思い思いのアイデアを元にディスカッションを行いました。東工大のシンボルであるツバメをモチーフにした案。フォトスポットを意識したアイデア。Taki Plazaでの学生の交流活動を切り取った構想。さまざまな提案を討論しながら、方向をしぼります。下絵は、人を惹きつけるスケッチを描いた工学院 機械系 学士課程3年の神田海都さんが担当することになりました。
Image may be NSFW. Clik here to view. Taki Plazaをテーマにアイデアをスケッチ
Image may be NSFW. Clik here to view. スケッチを並べてアイデアを共有
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壁画の全体像イラスト
Image may be NSFW. Clik here to view. ツバメの眼に色を入れる井村副学長と神田さん
グローバル理工人育成コースでは、東工大とチュラロンコン大学の合同で、異文化課題解決型学習 GATI(Global Awareness for Technology Implementation in the Solving of Social Issues)プログラムを、毎年実施しています。2019年度は第5回目(GATI 5)となります。同コースの東工大生が超短期海外派遣プログラムにより8月末にタイ・バンコクを訪問、第3・第4クォーターに両大学をポリコムシステムで繋いだ遠隔授業を行い、その後、1月にチュラロンコン大生が来日してサイトビジット及び最終発表と、約半年にわたって行われました。
Image may be NSFW. Clik here to view. 人工知能を有するロボットが起こした事故を 想定したビデオを観る学生
Image may be NSFW. Clik here to view. 葭田貴子准教授(1列目左)と学生たち
NEC サイバーダイン 企業訪問
来日したチュラロンコン大生と東工大生は、AI分野での世界のトップ企業の一つであるNECImage may be NSFW. Clik here to view.(東京都港区)を訪問し、NEC AI・アナリティクス事業部シニアマネージャーの秋元一郎氏・同主任の茂刈春華氏より「NECのAI事業への取組」について、NECクロスインダストリー事業開発本部主任の片岡宏輔氏より「データ流通」、長谷川明彦氏より「自動運転」について説明を受けました。その後、学生が進めているグループごとのトピックを発表し、アドバイスや意見を伺いました。さらに、NEC Future Creation HubImage may be NSFW. Clik here to view.を英語で案内され、AIを使用した日本の最先端技術について学びを深めました。
Image may be NSFW. Clik here to view. NECでのトピック発表
Image may be NSFW. Clik here to view. NEC Future Creation Hubを見学する学生たち
[用語12]FoM : Figure of Meritの略で、消費電力で規格化したジッタ性能を示す。ジッタと消費電力はトレードオフの関係にあり、発振器の消費電力を増やすとジッタが減少し、消費電力を減らすとジッタが増加する。FoMは、ジッタの標準偏差(σt)と消費電力PDCを用いて、以下の式で定義される。
International Solid-State Circuits Conference (ISSCC) 2020, Feb., 17-19, San Francisco.
論文タイトル :
STATICA : A 512-Spin 0.25M-Weight Full-Digital Annealing Processor with a Near-Memory All-Spin-Update-at-Once Architecture for Combinatorial Optimization with Complete Spin-Spin Interactions
Stable single platinum atoms trapped in sub-nanometer cavities in 12CaO・7Al2O3 for chemoselective hydrogenation of nitroarenes (ニトロアレン類の選択的還元のための12CaO・7Al2O3のサブナノメートルのキャビティーに捕捉された安定な単原子白金原子)
東京工業大学 物質理工学院 応用化学系教授で地球生命研究所主任研究者の吉田尚弘教授が、国際的な地球化学の学会GS(国際地球化学会、The Geochemical Society)の2020年クレア・パターソン・メダル(Clair C. Patterson Medal)を受賞することが決まり、GSが1月21日、発表しました。さらに、GSおよびEAG(欧州地球化学協会、European Association of Geochemistry)の地球化学フェロー(Geochemistry Fellow)に選出されることが決定しました。日本人がクレア・パターソン・メダルを受賞するのは初めてです。
受入大学の一機関であるitdUPM(Technology Innovation Center for Development)の活動を学び、日本国内のSDGs(Sustainable Development Goal:持続可能な開発目標)活動を調べて比較を行い、考察と提案をすることを研究として行いました。itdUPMはSDGsを目標とし、ファシリテーターとして活動する研究機関です。主な研究として持続可能な開発の実施と、パートナーシップを築きながら持続的な開発を行う手法があります。それらを滞在中に学びつつ、itdUPMと日本のSDGs研究組織の違いを抽出し、itdへの提言を行いました。提言内容としては、開発のインパクトを示す際に、インジケーターとしてSDGsのターゲットシンボルを活用して表すことで、より広範な人々に理解可能な形でインパクトを与えることが出来る可能性があると示しました。