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すずかけ台地区自衛消防隊 横浜市消防操法技術訓練会への参加報告

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去る10月24日、すずかけ台地区自衛消防隊は、平成25年度横浜市消防操法技術訓練会に屋内消火栓の部Ⅱで参加しました。横浜市緑区代表としてベストを尽くし、「優良」の成績を修めることができました。今後も防災活動に貢献していきたいと思います。

なお、平成26年1月5日には、緑区消防出初式に参加します。

メンバー

  • 会計課調達グループ 扇谷理絵
  • 会計課調達グループ 野勢竜平
  • 学務課教務グループ 木村公優
  • 会計課外部資金執行グループ 宇野麻琴
  • 会計課安全衛生推進グループ 有山弘行


岡田 健一 准教授と河野 行雄 准教授が第10回日本学術振興会賞受賞

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大学院理工学研究科電子物理工学専攻の岡田 健一 准教授と量子ナノエレクトロニクス研究センターの河野 行雄 准教授が、第10回日本学術振興会賞 を受賞しました。

同賞は、独立行政法人日本学術振興会が、優れた研究を進めている若手研究者を見い出し、早い段階から顕彰してその研究意欲を高め、独創的、先駆的な研究を支援することにより、我が国の学術研究の水準を世界のトップレベルにおいて発展させることを目的に平成16年度に創設されたものです。

受賞対象者は、人文・社会科学及び自然科学の全分野において、45歳未満で博士又は博士と同等以上の学術研究能力を有する者のうち、論文等の研究業績により学術上特に優れた成果をあげている研究者となっています。 受賞者には賞状、賞牌及び副賞として研究奨励金110万円が贈呈されます。記念受賞式は平成26年2月10日(月)に日本学士院にて開催される予定です。

岡田 健一 准教授
受賞対象となった研究テーマ及び内容:「リコンフィギュラブルなアナログ集積回路技術の研究」PDF

今回の受賞をうけ、岡田准教授は次のようにコメントしています。

「20世紀最大の発明と言われる半導体集積回路は、高度情報化社会を支える基盤技術として、今やなくてはならないものとなっています。本研究は、このような集積回路において、情報を0と1のみのディジタル値として捉えるのではなく、実世界同様にアナログ値として扱うハイブリッドな集積回路に関するものです。アナログな人の温もりを伝え、人々の安心・安全を支えるこれからの社会基盤技術を目指し、実用化への研究に邁進しております。また、本賞で評価して頂いた成果は独力では成し得なかったものです。これまで御指導頂いた恩師、苦楽を共にした共同研究者の皆様や学生の皆様、最大限の理解とともに支えてくれた家族に大変感謝しています。」

河野 行雄 准教授
受賞対象となった研究テーマ及び内容:「テラヘルツ電磁波の画像化技術とその物性研究への応用」PDF

今回の受賞をうけ、河野准教授は次のようにコメントしています。

「マックスウェル方程式の完成とヘルツによる電磁波伝搬の実験的実証以来、人類は電磁波を上手に活用することによって、新しい科学技術を切り拓いてきました。テラヘルツ波は、電磁波の広大なスペクトルの中で最後の未開拓領域と言われ、物質・宇宙・生命科学から情報通信・医療等に至る幅広い分野での応用が期待されています。この興味深い領域において、「新しい発想」と「極限計測」にこだわりを持って研究をし続けてきました。今回このような栄誉ある賞を頂けたことを大変光栄に感じますとともに、お世話になりました共同研究者の皆様、研究室のメンバーに深く感謝申し上げます。今後も新規分野を立ち上げる意気込みで研究に邁進したいと思っております。」

東京工業大学陸上競技部、荒川河川敷大学対校駅伝連覇

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12月15日(日)、荒川河川敷にて第14回荒川河川敷大学対校駅伝競走大会が開催され、東工大陸上競技部が総合優勝をはたしました。昨年の初優勝に続く連覇となります。


一区、軽快な走りでトップ独走

最後までトップの座を守りきりゴール

東工大対校チームは、一区で松井将器さんが抜けだし、その後リードを守って襷をつなぎ、見事トップでゴールテープを切りました。

松井さんは、現在マラソン等で活躍されている川内優輝選手(当時学習院大)による区間記録を塗り替え、個人のMVP賞も受賞しました。

皆様からのご声援ありがとうございました。

出場選手

1区  松井将器 (学部2年)
2区  清水大輔 (学部2年)
3区  丸山蒼太 (学部3年)
4区  柴田幸樹 (学部4年)
5区  川目 悠 (修士1年)
6区  小林雅彦 (学部4年)


2年連続の優勝達成

CFA Institute Research Challenge 2013-2014 国内大会優勝

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東工大の学生チームがCFA Institute Research Challenge (IRC) 2013-2014 国内大会で優勝し、アジア太平洋地区大会への進出が決定しました。東工大は本大会が始まって以来、初の優勝となります。

CFA IRCとは大学生による企業分析力を競う国内唯一の金融国際大会です。「金融の将来を担う人材の育成を目的として、一流の金融プロフェッショナルによる教育と指導により、学生たちにアナリストとしての理論と実践の場を提供する」ことを目的として2008年度(国際大会は2006年度)から実施されています。

優勝に際しては、一次審査として証券アナリストレポートを提出しグレイダー13名による評価。また二次審査として一次審査上位4校での英語によるプレゼンテーションを最終審査員3名に対して行いました。
アジア太平洋地区大会は2014年4月にタイのバンコクで開催されます。同大会においては英語によるレポート、プレゼンの評価により世界大会への進出をかけてアジアの強豪と戦うことになります。

東工大学生チーム

工学部 経営システム工学科

  • 4年
    境野 瑞希 (永田研究室)
  • 4年
    渡邊 悠太 (永田研究室)
  • 3年
    松浦 翔

工学部 社会工学科

  • 3年
    藤堂 史彰

CFA IRC (Institute Research Challenge)

CFA IRCとは金融サービス業界のグローバル化を実体験し、プレゼン力を競う唯一の金融専門の国際大会です。各大学3~5名のチームで参加します。審査は証券アナリストレポートとプレゼンによって行われ、優勝校のみが次の大会に進むことが出来ます(Local→Regional→Global)。前回大会は世界54ヶ国113の地域で、約770校から3,500人を超える大学生が参加し、過去最大規模となりました。日本は2008年から参加しており、今年で6回目の参加になります。また過去4回世界大会優勝チームを輩出しているアジア太平洋地区で来年4月、初めて世界大会が開催されます(タイ・バンコク)。


左から 永田京子准教授、渡邊悠太、境野瑞希、松浦翔、藤堂史彰、三瓶裕喜メンター

図書館サポーター活動報告

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東工大には、大岡山キャンパスの附属図書館とすずかけ台キャンパスの附属図書館すずかけ台分館の2つの図書館があります。附属図書館は、本学の学生・教職員の学習・研究を支えるため、理工学系分野を中心とした資料を所蔵しています。蔵書数は全体で約80万冊です。また文部科学省から外国雑誌センター館の指定を受けており、理工学系分野の外国雑誌については国内で有数のコレクションを誇ります。一般の方もご自分の調査・研究の資料収集にご利用いただけます。

この附属図書館の運営の一部は、図書館サポーターにより支えられています。図書館サポーターとは、カウンター対応・本棚の整理・資料の整備など、図書館の様々な仕事を補助している東工大生です。
今回は、図書館サポーターのうち、学部2年 大石 賢太郎さんと、修士2年 河本 弘和さんの活動報告を紹介します。

私は図書館サポーターとして今年の6月から仕事をさせていただいています。何かアルバイトをしたいと思い学内でできるものを探していたことと、部活の先輩が働いていると知ったことをきっかけに始めました。

ひとくちに図書館サポーターといっても、業務内容は多彩で、仕事をしてみてから初めて知った図書館のことも多くあります。例えば、図書館サポーターの業務に、図書装備という作業があります。図書館が所蔵している本には全てラベルやバーコードが貼ってありますが、我々図書館サポーターが担当した資料も含まれているのです。

個人的に気に入っている仕事は、集密書架の本の掃除です。本の中にはよく手に取ってもらえる本もあれば、長らく書架から出ていない本もあります。なかなか借りられない本は埃をかぶってしまうので、その本を綺麗にしなければなりません。そこで、本を一冊ずつ取り出し、本を拭いていく必要があります。その仕事をしていると、いつか借りられる日を書架の中で待っている本を応援せずにはいられなくなり、綺麗にしなければと一種の責任感を感じます。

また、図書館サポーターは図書館の見学案内をすることもあります。外部の方に図書館の特徴や魅力を伝える仕事ですが、わかりやすい説明の仕方や、どのように見学者の方に楽しんでもらえるかという点において、私はまだ勉強中です。

図書館サポーターとして採用され1年も経っていませんが、職員の方や先輩方から多くのことを吸収し、少しでも図書館の役に立てるように頑張ります。

(工学部 高分子工学科 2年 大石 賢太郎)

私はここ1年ほど修士課程の学生として研究生活を送るかたわら、すずかけ台図書館にて図書館業務の補助作業に従事しています。多くの人にとってこれまで以上に魅力的な図書館となるよう、日頃から心がけています。

では、具体的に図書館サポーターはどのような活動をしているのでしょうか。

まず、返本があります。いわゆる、返却された図書を所定の書架位置に戻す作業です。さらに書架では、書棚が乱れていないか、各図書が所定の位置に あるか確認しながら、整理する作業もあります。

また、企画展示を開催する際には、蔵書から図書を選択し推薦文を書くといった推薦活動も行っています。

このほかにも、広報作成のような派手な作業から、図書装備、資料運びという地味な作業まで、幅広い活動を行っています。

私が大変やりがいを感じるのは、探している図書の位置が分からない留学生を的確に案内できた時や、自分が推薦した図書が借りられていることが分かる時です。非常に嬉しく、やっていてよかったと感じます。

これからもより良い東工大図書館を創っていくにあたり、わずかでもお役に立てれば図書館サポーター冥利に尽きると考えています。

(大学院総合理工学研究科 知能システム科学専攻 2年 河本 弘和)

第17回 My Study Abroad 留学報告会

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12月17日(火) 昼休みの時間を利用して、第17回 My Study Abroad 留学報告会を開催しました。
国際室が募集する留学プログラムで留学した学生によるこの報告会は、授業期間中、月1~2回開催されています。

今回は学生による留学報告だけでなく、ジョージア工科大学の篠原稔先生にも発表していただきました。

篠原稔先生は、大学の世界展開力強化事業により、ジョージア工科大学から招聘され、客員研究員として東工大に滞在しています。自身の海外体験を元に、アドバイスやメッセージをいただきました。コミュニケーションのとり方についての分析などが参加者の心に強く印象付けられ、発表後も活発な質疑応答が交わされました。

続いて、派遣交換留学により、スイス連邦工科大学チューリッヒ校に留学した杉本たくさん(工学部建築学科4年)と、ミュンヘン工科大学に留学した佐久間茉由さん(理工学研究科土木工学専攻2年)から留学報告がありました。

杉本さんは、学部在学中の留学経験者です。スイス連邦工科大学チューリッヒ校で建築を学び、東工大との指導方法の違いや、学期途中にある研修旅行について、具体的に紹介がありました。

佐久間さんは、修士課程在学中の留学であったため、研究と授業を両立したとのことで、実際に履修した授業科目名や、研究室の設備について報告しました。

報告会の後も、発表者は参加者に囲まれて質問に対応し、非常に有意義な会となりました。

次回は2014年1月21日(火)の予定です。奮ってご参加ください。

お問い合わせ先
国際部留学生交流課派遣担当
電話 03-5734-7645
E-mail: hakenryugaku@jim.titech.ac.jp

リベラルアーツカフェ開催報告

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東京工業大学百年記念館で11月19日~29日(土日は休館)に9日限定のブックカフェを実施しました。コンセプトである『論理(ロゴス)から情熱(パトス)へ』をもとに様々なイベントを同時開催し、今までにない新たな人びととの交流を生みだしました。

このリベラルアーツカフェは、5月に発足したリベラルアーツセンターの学生プロジェクト「リベラルアーツカフェプロジェクト」に集まった学生たちが主体となって、半年以上の時間をかけて準備を進めてきたものです。企画実現にあたっては、東工大博物館、生活協同組合、附属図書館にもたくさんのご協力をいただきました。

カフェには、約400冊の本をえらび、「想像と社会の本」、「創造と社会の本」、「現実と社会の本」「人と社会の本」の4つのジャンルごとに分けて配置しました。空間のコンセプトは「本のテーマごとにゆるやかにまざり合う」。詩集や漫画や小説、ものつくり系の本、経済・経営の本、イベント関連本など多彩の本のまわりに、さまざまな作品を展示し、くつろげる椅子を並べました。BGMは武蔵美大生と東工大物理学科三年の学生による選曲です。

生協の方にもご協力いただきカフェ期間中に販売するお弁当の新メニューを考案し、カフェ期間中は毎日お昼休みに販売していただきました。

イベントはビブリオバトル、多彩な先生方によるワークショップや対談イベント、学生が主体のワークショップなどを行ない、盛況のうちに9日間の幕を閉じました。

お問い合わせ先
リベラルアーツセンター
電話 03-5734-3782
E-mail liberal@liberal.titech.ac.jp

オーガスト・ハーゲスハイマー氏講演会報告

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10月30日(水)午後1時20分より大岡山西8号館10階大会議室にて、アビオス社長、セーブ南相馬プロジェクト代表オーガスト・ハーゲスハイマー氏を招き、「Starting Business and Engaging in Volunteer Activities in Japan(日本での起業とボランティア活動)」と題した英語による講演会を開催しました。本講演会は、創造性育成科目Topics on Japanへの支援金を活用したもので、参加者は75名、うち留学生が4分の3を占めましたが、日本人学生や教職員、また元NHK解説委員長で日本国際放送特別専門委員の高島肇久氏など、学外のマスコミ関係者も参加されました。

1962年、米国人の父、日本人の母の下に福島県猪苗代町に生まれ、横浜、米国で育ったハーゲスハイマー氏は、サンディエゴ州立大学の医学部生時代にアンチエイジングについて興味を持ち、栄養学で博士号を取得しました。その後、父が始めた米国製電気掃除機販売業を手伝うため単身渡日し、いくつかのビジネスを手がけた後、1990年に健康食品の企画・製造・販売を行うアビオス社を設立。会社経営の傍ら、2011年の東日本大震災直後に、ボランティア団体セーブ南相馬プロジェクトを設立しました。月に1~2回のペースで、南相馬市の人々に生鮮食品や安全な水などの支援物資を直接届け、配布する活動を50回以上続けています。

ハーゲスハイマー氏が南相馬プロジェクトを始めたのは、テレビで、震災、津波、放射能汚染の三重の被害を受け、避難所暮らしを続ける南相馬市の老婦人のインタビューを見たことがきっかけでした。現地を訪問すると、救援物資は避難所に届いているものの、その先の地域住民への配布が滞っており、住民に直接必要な物資を届けるために、友人の協力を得てボランティア活動を開始したそうです。
南相馬市は、福島第一発電所から20キロ圏内の警戒区域、20~30キロ圏内の計画的避難区域を含み、多くの住民が市外に避難したものの、高齢者を中心に4万6千人に上る住民が、市内の自宅や仮設住宅に住み続けており、特に安全な飲料水のボトルは、ニーズが高い状況です。

活動資金は、東京で定期的にチャリティライブ・パーティを開催して調達しています。著名なジャズ・バンドやユニークなパフォーマーが、チャリティ・ライブに快く協力し、パーティを通じて、ボランティア活動への賛同者及び参加者も増えています。クリスマスには大柄な外国人がサンタクロースに扮してプレゼントを届け、また、10月にはハロウィーンの扮装をして物資を届けたということです。

5児の父であり、会社経営者、セーブ南相馬プロジェクト主宰者として多忙な日々を送るハーゲスハイマー氏に、それらをこなすコツをたずねたところ、「人は、問題に直面して逃げ出すこともできるが、それに立ち向かってget it done(何とかやり遂げる)こともできる。人生で出会う困難な課題にも、何とかやり遂げる、という前向きな態度(Attitude)で臨むことが必要」という回答が示されました。

講演会に出席した学生の感想

忙しいご身分であるにも関わらず、未だ被災地支援を継続して活動されているという点に感銘を受けました。ハーゲスハイマー氏が頻繁に仰っていた「前向きな態度で臨む」ということを常に意識しながら、学生生活をおくりたいと思います。貴重な講演をありがとうございました。

(金属工学科 中村富郎)

Dr. Hergesheimer has several experiences of starting a business in Japan and other countries. It is of course important to know the business, market and legal environments but the most important attribute to success as an entrepreneur is attitude.

(訳:ハーゲスハイマー博士は、日本およびその他の国々で事業を開始した経験があります。ビジネスや市場、法的環境を知ることはもちろん重要ですが、起業家として成功するために最も重要なのは態度です。)

(海外交流学生(レンヌ大学) Samuel Choukroun)

講演後の集合写真(ハーゲスハイマー氏は前列右から4人目)


1月の学内イベント情報について

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2014年 1月に本学が開催する、一般の方が参加可能な公開講座、シンポジウムなどをご案内いたします。

NHK Eテレ サイエンスZEROに工藤明教授が出演

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工藤明教授

大学院生命理工学研究科生命情報専攻、工藤明教授がNHK Eテレの科学番組、「サイエンスZERO」の宇宙実験特集に出演します。

番組名:
NHK Eテレ サイエンスZERO
放送日:
2014年1月5日(日) 午後11:30~
番組サイト:

工藤明教授は国際宇宙ステーション行われている科学実験の一つであるメダカを用いた骨代謝実験にて骨をつくる「骨芽細胞」のはたらきと、骨を吸収する「破骨細胞」のはたらきのメカニズム解明に挑んでいます。

本館講義棟 竣工

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12月20日(金)、大岡山キャンパスにて本館講義棟竣工式典が開催されました。昨年8月より約1年3か月にわたる工期を経て完成したこの施設は本館の中央中庭部分に建築されました。

竣工式典では冒頭三島学長の挨拶に続きデザインアーキテクトを担当した大学院理工学研究科建築学専攻の安田幸一教授、竹内徹教授よる建物の説明、三島学長、安田教授、竹内教授によるテープカットが行われました。


  • 三島学長挨拶

  • テープカット

本館(左奥)と本館講義棟(右)

この地上1階建ての新施設には、1階部分に大講義室1室と小講義室2室が設けられ、本館地階より雨に濡れることなくアクセスするこ とができます。本館の1階レベルに接続する屋上空間にはベンチが並び、学生、教員の新たな憩いの場となります。

東工大のシンボル的存在の本館時計台を今後は内側から見上げる機会が増えそうです。


  • 講義室

  • 屋上スペース

味に対して顔の皮膚血流が特異的に応答することを発見

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要点

  • おいしいと感じると、瞼(まぶた)の血流が増加、おいしくないと感じると、鼻や額の血流が低下
  • おいしさと血流増加量との関連を突き止める
  • 意思疎通の困難な患者の味覚を客観的に判定可能

概要

東京工業大学社会理工学研究科の林直亨教授と県立広島大学の鍛島(かしま)秀明助教らは、味に対する好き嫌いに応じて顔の皮膚血流が特異的に応答することを明らかにした。すなわち、おいしいと感じられた刺激(オレンジジュースとコンソメスープ)を与えた際には瞼(まぶた)の血流が増加し、主観的なおいしさと瞼の血流の相対的増加量との間には相関関係が認められた。一方、おいしくないと感じられた刺激(苦いお茶)では鼻や額の血流が低下した。 この成果は言語を介しない味の評価法や味の官能評価の新たな手法として期待される。

研究内容は1月5日「Chemical Senses(ケミカル・センス)誌」に掲載された。

研究成果

被験者15名を対象に安静時と、味覚刺激中(オレンジジュース、コンソメスープ、苦いお茶、コーヒー、チリソース、水)に顔の皮膚血流をレーザースペックル法(用語)によって計測し、刺激中の血流の相対変化量を算出した。与えられた味覚の好き嫌いを表す主観的嗜好度を、11段階の主観的嗜好尺度法を用いて測定した。

その結果、おいしいと感じられた刺激(オレンジジュースとコンソメスープ)を与えた際には瞼の血流が増加した(図1参照)。主観的なおいしさと瞼の血流の相対的増加量との間には相関関係が認められた。一方、おいしくないと感じられた刺激(苦いお茶)では、鼻や額の血流が低下した。これら結果は、顔の皮膚血流が味覚に対する好き嫌いに伴って特異的に変化したことを示している。

背景

おいしいものを食べると幸福感がもたらされ、表情が変化するように、表情の変化は味の良し悪しや情動を反映する。ただし、表情は簡単に偽り、隠すことが可能なので、その変化から感じている味覚を評価することは困難である。

林教授らは恥ずかしいと顔を赤らめたり、体調が悪いと顔面が蒼白になったり、顔色にまつわる言語表現が数多く存在していることをヒントに、味覚の客観的評価法として、顔の皮膚血流に着目した。また、2011年に同研究グループは、基本味(甘味、酸味、塩味、うま味、苦味)に対して顔の皮膚血流が特異的に変化することを突き止めていた。複雑な味覚を用いても、顔の皮膚血流とおいしさの関連があることを実証することが、実用化に必要であることから、今回の研究を行った。

今後の展開

食品開発場面において、プロでも長期間のトレーニングが必要な味の官能評価に適用できると考えられる。応用的には、臨床や介護場面において、意思疎通の困難な者(例えば重症筋萎縮硬化症や筋ジストロフィーの患者さん)の味覚を客観的に判定でき、個人の嗜好に合った食事を提供することができると考えられる。

用語説明

レーザースペックル法: 光の干渉の変化する速さが、測定対象表面にある物体の移動速度と関連することを用いた非接触の血流測定法。

論文

雑誌名:
Chemical Senses
論文タイトル:
Palatability of tastes is associated with facial circulatory responses
執筆者:
鍛島秀明、濱田有香、林直亨


図1. コンソメスープをおいしいと評価した被験者の顔面の皮膚血流変化。
赤は血流が高く、青は血流が低いことを示す。スープ投与後には瞼の血流が増加していることがわかる。

お問い合わせ先
大学院 社会理工学研究科 人間行動システム専攻
教授 林 直亨(はやし なおゆき)
電話:  03-5734-3434 FAX: 03-5734-3434
E-mail: naohayashi@hum.titech.ac.jp

第2回環境エネルギー国際教育フォーラム開催報告

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2013年12月13日から12月17日まで、文部科学省「博士課程教育リーディングプログラム」環境エネルギー協創教育院主催の「第2回環境エネルギー国際教育フォーラム」が米国カリフォルニア州ロサンゼルス近郊にて開催されました。

環境エネルギー協創教育院では、環境とエネルギーの両分野において高度な専門性を有し、時空間的にその形態を変えていく問題を複眼的視点から判断できる俯瞰力、的確かつ迅速な自立的課題抽出・解決力、及び国際的リーダーシップ力を兼ね備え、イノベーションを牽引できる2S×3E時代を担う人材を、異分野協創、産官学協創、及び国際連携協創の三つの協創を軸に養成することを目的としています。本国際教育フォーラムは、上記目的を達成するため、世界13ヶ国37の大学、研究機関、政策機関、国内外企業から200名以上の教員、博士・修士課程学生、企業幹部クラス等が参加し開催されました。本国際教育フォーラムは三島学長の開会宣言に始まり、エネルギー・環境・人文社会科学分野、グローバルリーダー養成に関して著名な研究者・産業界のリーダーによる8件の招待講演、東工大学生・アジア・ヨーロッパ・カナダ・米国の連携大学の学生による128件の研究発表等が行われました。この国際教育フォーラムの最大の特徴は、異なる国籍、異なる環境エネルギー分野の博士課程学生3名が同室で寝食をともにし、部屋毎に設定された環境エネルギーに関わる課題を、共同で調査及び議論し、その成果を最終日のOral Presentationにて競うことで、国際コミュニケーション力強化と国際的なリーダーシップの育成を促すことができました。

本国際フォーラムの参加者の皆様、並びに、関係者の皆様に、心よりお礼申し上げます。

お問い合わせ先
環境エネルギー協創教育院
E-mail: aceees-staff@eae.titech.ac.jp

第1回大学連携スマートキャンパスシンポジウム 開催報告

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「第1回大学連携スマートキャンパスシンポジウム」が 2013年11月26日(火)に、東京工業大学大岡山キャンパスのくらまえホールにて開催され、大学を核とするスマートキャンパスコミュニティについて、全国でその構想を計画・実施しているリーダー達による講演や議論が行われ、産学官民合わせて200名を超える参加者と共に理解を深めました。

シンポジウムに先立ち、東京工業大学三島良直学長からスマートキャンパスの将来性を含む開会挨拶があり、続いて文部科学省高等教育局の豊岡宏規国立大学法人支援課長並びに環境省環境総合政策局の近藤智洋環境計画課長からは、我が国が求める大学像やエネルギーのあり方、今後への期待などについての挨拶がなされました。

辰巳理事

シンポジウム前半では、東京工業大学の辰巳敬理事と東京大学の野城智也副学長による特別講演が行われ、辰巳理事は、自立防災拠点としてのスマート化と地域づくりについての構想である「東工大大岡山キャンパス・スマートコミュニティ構想」について述べました。

東京大学 野城副学長

また、野城副学長からは、従来からの知的資源を生かし、研究と教育の活性化を図りつつ、持続可能なキャンパス実現に向けた「東京大学サスティナブル・キャンパス・プロジェクト(TSCP)」における取組みが紹介されました。

後半のパネルディスカッションでは、東京大学、信州大学、名古屋大学、三重大学、京都大学、大阪大学、東京工業大学のリーダー達を迎えて、各大学で行われているスマートキャンパス構想を基に、その意義と実現に向けた課題の共有化や、地域と連携してスマート化を図るための理念とその実現に向けた技術研究等についての活発な議論が行われ、第1回目のシンポジウムは成功のうちに幕を閉じました。

ジョージア工科大学 篠原稔准教授によるFDセミナー開催報告

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東京工業大学は、文部科学省の実施する「大学の世界展開力強化事業」に2つのプログラムが採択されています。このうち「グローバル理工系リーダー養成協働ネットワーク」では、欧米の高等教育機関との教育ネットワークを構築するための様々な取組みを実施していますが、このたび2013年11月29日から12月24日まで、ジョージア工科大学・篠原 稔准教授(応用生理学科)を客員研究員として招聘しました。

篠原先生

篠原先生は、滞在中、特別講義「身体運動コントロールの科学研究と工学の活用」を担当し、また、学生への指導、人間行動システム専攻林教授、丸山准教授をはじめとする各研究室との共同実験や意見交換、そして東工大生への留学アドバイスなど、様々な活動を行いました。

12月11日(水)には、「米国における初等中等教育からの流れの中での高等教育」と題したFDセミナーを実施しました。篠原先生には、アメリカの大学での教育法の特徴を初等中等教育の実態についてご講演いただき、自らが関わり続けている米国高等教育の実体験を通して、日本の教育と比較する興味深い視点から、ざっくばらんに語っていただきました。

講演の後、受講した教職員から、東工大生への更なる能力の引き出し方などについての質問が出るなど、活発な質疑応答が行われました。


平野照幸 研究員と 関根亮二 研究員が第30回井上研究奨励賞受賞

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大学院理工学研究科地球惑星科学専攻佐藤研究室の平野 照幸 日本学術振興会(JSPS)特別研究員と大学院総合理工学研究科知能システム科学専攻山村研究室の関根 亮二 研究員が、第30回井上研究奨励賞を受賞しました。

同賞は、公益財団法人井上科学振興財団が、理学、医学、薬学、工学、農学等の分野で過去3年の間に博士の学位を取得した35歳未満(医学・歯学・獣医学の学位については37歳未満)の研究者で、優れた博士論文を提出した若手研究者に対し井上研究奨励賞を贈呈します。毎年4~9月に全国の関係大学長に候補者の推薦を依頼して選考を行い、12月に40件を決定します。受賞者には賞状、メダル及び副賞50万円が贈呈されます。今年の贈呈式は平成26年2月4日(火)に開催される予定です。

平野 照幸 JSPS特別研究員

受賞対象となった研究テーマ及び内容:
「惑星移動機構解明に向けたトランジット惑星系の軌道傾斜角測定」

今回の受賞をうけ、平野JSPS特別研究員は次のようにコメントしています。

「最初の太陽系外惑星が1995年に見つかって以来、天文学における新領域として太陽系外惑星の研究は飛躍的に進歩しました。私はトランジット惑星系と呼ばれる、惑星が恒星面上を通過して食を起こす系に着目し、その角運動量進化という観点で惑星系の起源を調べる研究を行ってきました。今回一連のトランジット 惑星の観測的研究を評価して頂き、名誉ある賞を頂いた事を大変光栄に思っております。大学院5年間様々な面で私の研究を支えて下さった恩師の東京大学 須藤先生、京都大学 樽家先生、本学の佐藤先生、また共同研究者の方々にはこの場を借りて深く感謝申し上げます。」

関根 亮二 研究員

受賞対象となった研究テーマ及び内容:
「細胞種多様化のための人工遺伝子回路の設計と制御」

今回の受賞をうけ、関根研究員は次のようにコメントしています。

「我々は、既知の遺伝子を組み合わせた「人工遺伝子回路」によって、大腸菌集団内での細胞種の多様化および多様性の維持を実現しました。将来的には、この人工遺伝子回路を哺乳類細胞に応用することで、生体組織の構築においてブレークスルーをもたらすことが期待されます。本賞を受賞できたことを光栄に思うとともに、これまでお世話になりました恩師、研究室のメンバー、家族など多くの方々に深く感謝申し上げます。本賞受賞を励みとして、今後も人工遺伝子回路をツールとした、生命現象の操作および解明に邁進していきたいと思っています。」

学生ボランティアグループ有志がGALAXY Volunteer Club 2013 優秀賞受賞

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サムスン電子ジャパン株式会社が社会貢献の一環として、大学生の社会貢献・ボランティア活動を応援する「GALAXY Volunteer Club 2013」において、東工大ボランティアグループから参加したチームが優秀賞を獲得しました。

「GALAXY Volunteer Club」は、大学生がスマートフォンGALAXY Note Ⅱを活用して創造的でチャレンジ溢れる発想で、意義あるボランティア活動を企画して、実践するプログラムです。初年度となる今年は、本プログラムの趣旨に賛同した全国の大学から19チーム78名が参加し、6月から12月までの7ケ月、それぞれのテーマに基づいて活動を行いました。

9月に中間報告会が実施され、12月の最終成果報告会において優秀賞に選ばれた1件と、GALAXY Volunteer Club公式Facebook Pageで最も多く「いいね」を獲得した1名は2014年2月に実施されるソチ・オリンピック視察ツアーに招待され、平和の祭典とも言うべきオリンピックの舞台を体験してもらい、グローバルな視野を学ぶ機会を提供されるものです。

12月14日(土)、早稲田大学において開催された最終報告会において、東工大ボランティアグループから参加したチームの「流出写真洗浄・復元活動、所有者への返却アプリ開発」の発表は見事優秀賞を獲得し、ソチ・オリンピック視察に招待されました。

参加学生

社会理工学研究科社会工学専攻
1年
二階堂 睦
理学部化学科
4年
金 相殷
工学部経営システム工学科
4年
大松 駿
工学部経営システム工学科
4年
川村 通
3類
1年
栗林 純平

企画展示「図書館サポーターが発掘した蔵書展」報告

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企画展示「図書館サポーターが発掘した蔵書展」が、2013年11月22日(金)~ 12月26日(木)まで、大岡山キャンパスの附属図書館と、すずかけ台キャンパスの附属図書館すずかけ台分館で行われました。

図書館サポーターとは、カウンター対応、書架の整理、資料の整備、広報活動、展示等の企画 など、図書館内でさまざまな仕事を補助してくれている学生たちです。

図書業務に従事して図書館に詳しくなってきた図書館サポーターの学生たちが、あまり知られていないおすすめ本や仕事中に見つけた面白い本などを挙げてくれました。

展示されたPOP

学生たちが作成した個性的な推薦文付きPOPと一緒に展示本が並べられ、期間中に訪れた利用者たちの目をひいていました。レポートや研究のための資料探しでは出会えない資料ばかりでしたので、利用者は珍しそうに古い本を手に取ったり、POPを見て笑ったりして、展示を楽しんでいました。

展示された資料の一部を、図書館からのコメントを付けて、以下にご紹介します。

『宝石 : 決定版 : 品質の見分け方と価値の判断のために / 諏訪恭一著』
まさに、お宝を掘り出した!という選書です。
『面白い本 / 成毛眞著』
説明いらず。
『日本の歴史 : 学研まんが』
図書館には留学生向けの図書を集めた書架があります。そこで見つけたのですね。
『日本酒事典 : ポケットサイズ / 水沢渓、小松恒雄編著』
探してみると理工系以外の本も色々見つかります。コーヒーの本や野菜の本もあります。
『金屬薄膜の性質と其の應用に関する研究 / 齋藤幸男著』
74年前の本学の学生の手書きの博士論文です。初めて手書きの論文を見た学生は、手書きグラフの正確さに驚いていました。

展示を見逃してしまった方も以下のページから展示された図書のリストや推薦文をご覧いただけます。皆様もぜひお宝本を探してみてください。

附属図書館では、今後も、様々なテーマで展示を行っていきますので、ご期待ください。


大岡山図書館での展示

「トムソン・ロイター引用栄誉賞」授賞式

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フロンティア研究機構の細野秀雄教授、大隅良典特任教授が2013年9月に受賞した「トムソン・ロイター引用栄誉賞」の授賞式が、1月7日(火)に本学にて行われ、トムソン・ロイター IP & Science アジア・太平洋地域統括マネージングディレクター 長尾正樹様よりCertificateが授与されました。

同賞は、トムソン・ロイターが保有する世界最高水準の学術文献・引用データベース「Web of Science」上で被引用数の各分野上位0.1パーセントにランクする研究者から選出されます。その中でハイインパクト論文(各分野において最も引用された上位200論文)を検証し、ノーベル委員会が注目すると考えられるカテゴリごとに人物が決定されます。 同賞の選考分野は、ノーベル賞に対応する4つの分野(医学・生理学賞、物理学賞、化学賞、経済学賞)が対象となっており、2012年ノーベル医学・生理学賞を授賞された京都大学・山中伸弥教授も2010年に同賞に選出されています。

今回、細野教授は物理学分野において、大隅特任教授は医学・生理学分野において選出されました。

本学元教授の研究室における研究費の不正使用と関係者の処分等

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平成26年1月10日

国立大学法人 東京工業大学

大学院生命理工学研究科元教授の研究室における研究費の不正使用と関係者の処分等について

東京工業大学は、研究費の不正使用と関係者の処分等につきまして、以下の資料のとおり記者会見を行いましたので、お知らせいたします。

【会見資料はこちらPDFのとおりです】

学長コメント

このたび、大学院生命理工学研究科元教授の研究室において不正経理の疑いが発覚したため、これまで調査委員会において厳正に調査を進めてまいりましたが、極めて残念なことに研究費の不正使用の事実があったことが確認されました。

本学では、国民の信頼と負託に応えるべく、教職員一同、研究費の適正な使用に対する意識の高揚を図るとともに、全品検収制度の導入やコンプライアンス室の設置などの体制の整備等を進めてまいりましたが、今般、本学の教職員による研究費の不正使用が明らかとなりましたことは、誠に遺憾であり、国民の皆様並びに関係機関に深くお詫びを申し上げる次第です。

本学では、事案の重大さに鑑み、関係者に対し、厳正な処分を行いました。

本件につきましては、今後も事件の内容について、引き続き詳細に調査を実施し、新たに明らかになった事項が生じた場合にはその結果を公表いたします。

また、今後、このような事態が生じないようさらなる再発防止策を早急に講じてまいります。

平成26年1月10日

国立大学法人東京工業大学長

三島良直

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