外科手術はがん治療における第一選択肢ですが、侵襲性が高く、術後のクオリティ・オブ・ライフ(QOL=Quality of Life)の低下が大きな問題となっています。また、治療効果の面からは、患部の取りこぼしによる再発の可能性も否定できません。加えて、一般的な開腹手術では1カ月に及ぶ長期入院が必要であることや、入院に伴う経済的負担も大きな問題となります。
ACS NanoImage may be NSFW. Clik here to view.は、2007年に創刊された米国化学会発行のナノテクノロジー専門誌であり、インパクトの大きい論文が数多く発表されています。ナノサイエンス・ナノテクノロジーの分野では世界トップクラスの学術誌として、高いインパクト・ファクターを獲得しています(IF=12.033)。
同研究グループはこれまで、多種・多様な単環状・多環状トポロジー高分子を効率的に合成する反応プロセスの開発を進めてきた(図1)。その結果、独自に分子設計した末端官能性高分子前駆体(テレケリクス[用語5])による高分子間静電相互作用を駆動力とする自己組織化と、さらに選択的共有結合変換を統合した画期的方法(ESA-CF法:Electrostatic Self-Assembly and Covalent Fixation)を確立した。
本学は、準備段階からE-JUST設立プロジェクトに積極的に貢献し、設立後は、同大大学院に設置された8つの専攻のうち3専攻に専攻幹事校として協力しています。2014年2月、第2フェーズ開始時にE-JUST国内支援大学の総括幹事大学に就任したことを機に、2014年4月には「東工大エジプトE-JUSTオフィスImage may be NSFW. Clik here to view.」をエジプト、ボルグエルアラブのE-JUSTキャンパス内に設立し、支援体制を強化しています。同オフィスは本学4番目の海外オフィスであり、アフリカ・アラブ地域では最初です。
かご中に積層させた分子は、化学処理によってかごの中から出し入れ可能で、1分子を用いた電子素子の機能を自由に変えることができる。今回は導電性ワイヤ(配線)と抵抗、ダイオード[用語1]を作製したが、今後、単分子のトランジスタなどを開発し、究極の微細化と低消費電力の電子回路の実現を目指す。5月13日発売の「Journal of American Chemical Society」で発表された。
1: Department of Chemistry, Graduate School of Science and Engineering, Tokyo Institute of Technology
2: Materials Research Center for Element Strategy, Tokyo Institute of Technology
3: Department of Applied Chemistry, School of Engineering, The University of Tokyo