Dr. Paul Janssenは、数々の重要な医薬を次々と開発し偉大な業績を挙げた巨人です。私は基礎生物学者として、酵母を用いてオートファジーと呼ばれる細胞内分解機構を長年研究してきました。27年前、この研究を始めた当初から医学領域に拡がることを期待した訳ではありませんし、創薬などを目指していた訳ではないので、この大きな賞に相応しいかという戸惑いもあります。しかし医学、薬学領域にあっても基礎的な研究が重要であることを認めて頂いたことに素直に感謝したいと思います。
東工大発ベンチャーの株式会社ハイボットが、株式会社三菱東京UFJ銀行主催の第3回BTMU ビジネスサポート・プログラム「Rise Up Festa」のロボット・先端技術分野において、最優秀企業に選ばれ、4月25日に行われた授賞式に同社代表取締役会長・広瀬茂男氏(本学名誉教授)が出席しました。
Image may be NSFW. Clik here to view. 「Rise Up Festa」最終審査会
Image may be NSFW. Clik here to view. 最終審査会にて発表する広瀬茂男代表取締役会長
「Rise Up Festa」は、新規性・独創性を有する事業や既存の事業領域を超えて新たな事業に取り組んでいる中小企業や成長企業に対し、同行が経営支援を含めた中長期的なサポートを行うプログラムです。「バイオ・ライフサイエンス」「ロボット・先端技術」「情報・ネットワークサービス」「ソーシャルビジネス」の4分野があり、各分野1社(合計4社)が最優秀企業として採択され、表彰されます。
Image may be NSFW. Clik here to view. 図1.F-Lucと各基質との発光スペクトル
このたび開発に成功した基質Aka-HClは、水溶性に優れ、毒性も無く、効率よく近赤外光を産生する(図1)。D-luciや、同じく可視光に発光ピークをもつ改良型D-luciのCycLuc1と比較すると、F-Lucと反応して産生する発光の組織透過性の高い事が牛肉スライス(厚さ4 mm, 8 mm)を用いた実験で示された(図2)。
T2R2システム(Tokyo Tech Research Repository)は、東工大の学術研究論文等の一元的な蓄積・管理・発信を目的としたシステムです。東工大所属の全ての研究者が執筆した学術研究論文等の書誌情報や、PDFファイル形式の論文本文を登録・保存・公開するための機能を備えています。また、T2R2システムに登録された論文・著書は、T2R2システムの検索サイトを通して、広く学内外の利用者による検索・閲覧が可能です。
Image may be NSFW. Clik here to view. シンシナティ大学の参加者、ホープ准教授とSAGEの学生たち
Think Aloud! LUNCHとは
Think Aloud! LUNCHは、留学生と日本人学生が気軽に触れ合える場です。環境・社会理工学院 融合理工学系のトム・ホープ准教授と一緒に科学や技術に関するテーマを英語で議論する、昼食時の自由参加のイベントです。毎週水曜日のお昼休みに大岡山キャンパスのHUB-インターナショナル・コミュニケーションズ・スペース※2で開催され、毎回様々な国籍の学生が参加しています。各回、「FBI vs Apple 」や「ドーピング」など、時事問題を含め興味深いトピックが与えられ、短いビデオクリップを観た後、グループにわかれて英語でディスカッションを行います。本イベントでは、自分の考えを他者に伝え、他者の考えに耳を傾けることで、深く考える能力を養うことを目的に、名前の通り、参加者はお弁当を食べながら議論しています。
シンシナティ大学とのThink Aloud! LUNCH
Image may be NSFW. Clik here to view. 自由な発想が飛び交うディスカッション
5月10日、今年度第1回目となる「My Study Abroad留学報告会」を開催しました。東工大の国際室が募集するプログラムにより留学した学生によるこの報告会は、授業期間中の昼休みに、月1~2回開催されています。
今回は、海外派遣プログラムの紹介と参加した学生による体験談の発表が行われました。
まずはじめに、東工大グローバル人材育成推進事業の実践型海外派遣プログラムの一つであるTokyo Tech-AYSEAS※1について、プログラム担当者が紹介しました。本プログラムは、東工大生が東南アジアの国に赴き、現地・近隣諸国の大学生とともに企業、政府機関、大学、国際協力機構(JICA)等の施設を訪問し、インターカルチュラルコミュニケーションを通してグローバル化へのモチベーションの向上を図るものです。国籍・文化・言語・専門等バックグランドの異なる学生および教員による対話形式の講義が行われます。事前学習、約10日間の東南アジア訪問、レポート作成まで、6月~10月の約5カ月間のプログラムで、今年はタイを訪問し、「アジアから世界へ(From Asia to the World)」 について考えます。
Image may be NSFW. Clik here to view. Tokyo Tech-AYSEASの概要
次に、ASPIRE※2リーグ及び同リーグの活動について、プログラム担当者が説明しました。ASPIREリーグは香港科技大学(中国)、韓国科学技術院(韓国)、南洋理工大学(シンガポール)、清華大学(中国)及び東工大の5大学をメンバーとして2009年に設立されました。世界トップレベルの理工系大学ネットワークを構築することにより、学生・研究者間のより一層の学術交流促進を目指しています。ASPIREリーグでは毎年各加盟大学の副学長及び研究者等が集うASPIREフォーラムや、学部生を対象とした「ASPIRE アンダーグラジュエイト リサーチアカデミー(ASPIRE Undergraduate Research Academy(UGRA))」、大学院生を対象とした「ASPIREフォーラム学生ワークショップ(ASPIRE Forum Student Workshop(STWS))」などの学生向けの交流プログラムを開催しています。
Image may be NSFW. Clik here to view. ASPIREフォーラム学生ワークショップ2015について報告する ラジャリ・マハラジャンさん
ラジャリ・マハラジャンさんは、香港科技大学で開催されたSTWS2015について報告しました。このワークショップは、開催校が設定したテーマに沿った講義や、見学が盛り込まれた学生交流プログラムです。昨年は、ASPIREフォーラムと同時期に香港科技大学で開催された「イノベーション&起業家トレーニングキャンプ(Innovation and Entrepreneurship Training Camp)」の講義等も受講しました。
トレーニングキャンプでは、起業に必要な事業プランの立て方や新しい価値を生み出すイノベーションの考え方、プレゼンテーションスキルなどを学び、ワークショップでは、他大学の専門分野が異なる学生たちとグループワークを行い、昨年のテーマ「スマートグリーンシティ(Smart Green Cities)」に関する提案をまとめて各加盟大学の副学長の前で発表を行った他、自由時間には香港観光も満喫したと話しました。
Image may be NSFW. Clik here to view. UGRA2015参加時の経験を語る望月さん、徳永さん、申さん