本学陸上競技部が、1月13日に熊谷スポーツ文化公園で行われた第15回国公立26大学対校駅伝大会 男子対校の部において優勝し、5連覇を達成しました。また、2017年12月17日に荒川河川敷で行われた第18回荒川河川敷大学対校駅伝大会 男子対校の部においても陸上競技部のチームが優勝し、6連覇を達成しています。
国公立26大学対校駅伝大会は、東北大学や新潟大学など全日本大学対校駅伝にも出場している大学も名を連ねるかなりレベルの高い大会です。東工大チームは1区準エースの塩田匠さん(工学部 化学工学科 学士課程3年)が9.85 kmを快走し、トップと20秒差の4位でタスキをつなぐと、2区(3.12 km)で河合正貴さん(工学部 有機材料工学科 学士課程3年)がトップに躍り出ました。3区(7.57 km)の多田駿介さん(理学院 数学系 学士課程2年)が一時、埼玉大学に先行を許すものの後半に逆転し、4区(5.00 km)で箱崎喜郎さん(工学部 電気電子工学科 学士課程4年)が区間賞を、5区(5.00 km)での井上暁人さん(生命理工学部 生命工学科 学士課程3年)の区間2位の走りで後続を1分以上突き放しました。最終区の6区(8.05 km)で対校戦ラストランとなるエースの松井将器さん(工学院 機械系 修士課程2年)が区間賞の走りで有終の美を飾り、優勝のゴールテープを切りました。2位には横浜国立大学が、3位には埼玉大学が続きました。2度の箱根駅伝出場を果たした松井さんが陸上競技部に入部してから、同大会では初年度こそ2位に甘んじましたが、それ以降の5大会全てで優勝を遂げたことになります。
また、この大会の約1ヵ月前となる2017年12月17日に行われた第18回荒川河川敷大学対校駅伝大会は、東京大学なども名を連ねるレベルの高い大会でしたが、本学陸上部が6連覇を達成しました。このときは、マラソン直後の疲労や故障などにより主力選手が重要区間を担当できない状況があったため、例年に比べると前半は守り、後半に攻めるレース展開となりました。1区(10㎞)の箱崎さんが首位とあまり大きく水をあけられずにタスキをつなぎ、2区(3 km)では新美惣一朗さん(工学部 機械宇宙学科 学士課程4年)が首位との差を維持しました。3区(8 km)で松井さんが首位との差をつめてタスキを繋ぐと4区(8 km)の多田さんが首位をとらえ、5区(5 km)で井上さんがその差を広げて最終区に繋ぎました。6区(約8.2 km)の河合さんが2位をさらに引き離して優勝し、6連覇を飾りました。
代表学生のコメント(長距離パートチーフ 阿川陽さん(物質理工学院 材料系 学士課程2年))
中・長距離パートの成長の原点である荒川駅伝、国公立26大学駅伝で今年も勝つことが出来ました。今までの偉大な先輩達の努力によって、今の東工大陸上部には全員で成長することのできる土壌が出来上がっています。また、それにより外部からの評価も変わり様々な方々から応援され、力になっています。この環境に感謝しつつ、さらなる進化を遂げていきたいと思っています。
上記2大会を通じてエースの松井さんに続く若い世代の競技レベルが向上し、選手層も厚くなっていることを実感できる大会となりました。
今後とも、本学陸上競技部に温かいご声援・ご支援をいただきますようお願いします。
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