4月24日、大岡山キャンパス西9号館にて、移動通信研究グループオープンハウス2014を開催いたしました。このイベントは、移動通信に関連する5研究室からなる移動通信研究グループの主催により、グループの研究活動を広く社会にご紹介するとともに、学外の企業・研究所といった機関との連携を深めるという主旨の下、2005年から毎年4月に開催しています。今年は関係者含め200名以上が参加し、「5G Towards new generation of wireless network systems」と題して、2020年にも導入が予想される5G(第5世代移動通信)について、その技術動向をメインに議論いたしました。
移動通信研究グループ
デモの様子
オープンハウスは、各研究室の研究室紹介、ポスターでの研究発表、招待講演とパネルディスカッションからなります。25件のポスター発表・デモンストレーションでは多くの参加者が興味を持ち、実験機器の構成やプログラム、製作コスト等について熱心に質問していました。
招待講演では、株式会社NTTドコモから永田聡様、クアルコムジャパン株式会社から北添正人様に講演いただきました。東工大からは、大学院理工学研究科通信情報工学専攻 鈴木博教授が講演しました。オペレータ、メーカー、大学と、それぞれの視点で5G実現へ向けた取り組みや最新の技術動向などが紹介されました。パネルディスカッションでは、結局、LTE-advancedの実施はいつになるのか、また標準化団体の現状とあり方について、ここでしか聞けないざっくばらんなディスカッションが展開され、来場した参加者にも大変好評でした。
今年は、無線通信技術とは直接関係のない企業からの参加者も多く、無線通信技術のアプリケーションの可能性を感じた年となりました。来年もオープンハウス2015を開催予定です。参加登録すれば誰でも参加可能ですので、通信技術に興味がある方は移動通信研究グループのwebサイトで情報をチェックしてください。
ポスター発表の様子
ポスター発表の質問に熱心に答える学生
研究室紹介
パネルディスカッション-5Gはいつ?-
講演をされる永田氏
参加者からも質問が
お問い合わせ先
東京工業大学 移動通信研究グループ
Email: committee_oh@mcrg.ee.titech.ac.jp