9月5日、「日中韓大学間交流・連携推進会議」の委員が、本学を訪問しました。同会議は、2009年の日中韓サミットでの合意に基づく質の保証を伴った大学間交流推進の一環として、日本、中国、韓国の政府、大学、質保証機関、産業界等から成る有識者会議です。
東京工業大学では、日中韓の大学間交流構想(CAMPUS Asia: Collective Action for Mobility Program of University Students in Asia)の一つとして、2011年度以降、大学の世界展開力強化事業に採択された学生交流プログラムである「日中韓先進科学技術大学教育環」(第一期)、2016年度からは「日中韓先進科学技術大学教育環高度化プロブラム」(第二期)を、東京工業大学、清華大学、韓国科学技術院(KAIST)との間で実施してきました。
今回の訪問は、第7回日中韓大学間交流・連携推進会議の東京開催に併せ、日中韓の大学間交流構想の一つである本学の活動を視察したものです。
水本哲弥理事・副学長の挨拶に続いて、構想責任者の原正彦教授から取組みの概要説明を行った後、同プログラムのサマースクールに参加していた清華大学、KAISTの学生、及び清華大学、KAISTへ留学経験のある東京工業大学の学生によるプレゼンテーションが行われました。その後のポスターセッションでは、委員が各参加学生のポスターを訪れ、学生の留学体験や学んだこと、自身の経験を元にしたプログラムへの意見や改善点を聞き、意見交換を行いました。
ポスターセッション後は、地球生命研究所(Earth-Life Science Institute; ELSI)の見学が行われました。廣瀬敬所長から施設概要の説明を受けた後、実験室の見学をし、各種装置を間近に見るなど、本学における最先端の研究活動の一端を体感する機会となりました。
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