東京工業大学の同窓生が母校に集まる「ホームカミングデイ 2021」が、本学同窓会組織である一般社団法人蔵前工業会との共催で、5月22日にオンラインで開催されました。2020年のホームカミングデイは新型コロナウイルス感染症のため中止し、2021年は対面とオンラインの併用による開催を検討しましたが、緊急事態宣言が延長されたため全てのイベントがオンラインとなりました。当日は、同窓会主催の総会、講演会に加え、公認学生サークル有志による実演など各種のイベントが行われ、多くの方が参加しました。
ホームカミングデイは、年に1度の交流イベントです。卒業生は同窓生や先輩、後輩、恩師と旧交を温め、在学生には卒業生との貴重な交流の機会として、さらに、地域の方々には、東工大について知っていただく機会として開催しています。9回目となった2021年は、例年とは異なる環境でしたが、オンラインを利用した海外からの参加者もあり、様々な制約がある中でも充実した催しとなりました。
学科等同窓会
多くの学科等同窓会がオンラインで総会や講演会等を開催しました。また、サークルのOB・OG会も交流会を開催しました。
リベラルアーツ研究教育院の講演会では、益一哉学長も参加しあいさつをしました。
学生サークル企画 合氣道からジャグリングまで
学生サークルのロス・ガラチェロス、東工大アカペラサークルあじわい、シュヴァルベンコールOB会などによるコンサートがオンデマンドで公開されました。また、ジャグリングサークルの「ジャグてっく」によるストリートパフォーマンスや合氣道部による演武会、東京工業大学デジタル創作同好会traPによるトーク会、ロボット技術研究会による制作物の展示会等がオンラインにて行われました。
学内施設見学会 360°カメラで図書館動画
図書館では、図書館サポーターの学生が360°カメラで撮影し、制作した図書館バーチャルツアー等の動画をウェブページで公開し、視聴者は図書館ツアーを仮想体験しました。Taki Plazaの地下1階と図書館が行き来できるようになった新しいゲートなど最新の施設も公開されました。
創立140周年記念講演会 ライブ配信
本学の創立140周年を記念した講演会「~2021年「飛躍元年」からの未来シナリオ~」が会場の東工大蔵前会館からライブ配信されました。2021年は東工大創立140周年であり、2031年の創立150周年にむけての「飛躍元年」でもあります。益学長のあいさつに続き、工学院 電気電子系の阪口啓教授による「5Gが拓く未来 ~自動運転から超スマート社会へ~」と、工学院 情報通信系の久方瑠美助教による「錯視研究から考えるこれからの認知科学」の2つの講演が行われました。
オンラインで視聴者との質疑応答が行われ、双方向のやりとりがありました。また、例年の対面による開催では難しかった海外在住の卒業生の方の視聴もあり、離れていてもつながるイベントの開催がオンラインにより可能となりました。最後に、蔵前工業会の井戸清人理事長によるあいさつで閉会となりました。
全学イベント 6本の動画企画
全学イベントとして次の6つの動画を企画しました。Taki Plazaの運営に参加するTaki Plaza Gardener(ガーデナー)の学生が制作した動画や、海外で活躍するOBOGから寄せられたメッセージ動画などぜひご覧ください。
オンライン Hisao & Hiroko Taki Plaza バーチャルツアー
海外で活躍するOBOGからのメッセージ
(空撮)140周年を迎えた大岡山キャンパス
シュヴァルベンコールによる大学歌
東工大の新たなランドマーク「Taki Plaza」竣工記念式典
Taki Plaza Gardener(TPG)の紹介
来年は5月21日です
来年のホームカミングデイは2022年5月21日(土)を予定しています。再び皆様にお会いできることを楽しみにしております。