フッ素の新同位体、フッ素30の観測に成功 中性子過剰核での超流動の発生を示唆、中性子星の謎解明にも期待
要点 理研RIビームファクトリーで新フッ素同位体のフッ素30を観測 中性子数が過剰な原子核で中性子物質の超流動状態が発生している可能性を示唆 未知の中性子間力の解明を通して、中性子星の構造などを理解する鍵になると期待 概要 東京工業大学 理学院 物理学系の近藤洋介助教、中村隆司教授、ダルムシュタット工科大学(ドイツ)のJulian Kahlbow(ユリアン・カールボウ)氏、Thomas...
View Articleポリープの大腸がん化に腸内細菌が関係していた 家族性大腸腺腫症(FAP)から知る大腸がん発生のメカニズム
要点 家族性大腸腺腫症[用語1](略 FAP:遺伝性疾患で大腸にポリープが100個以上できる病気)患者の腸内細菌を解析することで、ポリープ(前がん病変)が大腸がんになる際の変化を発見(図1) 大腸がんは、腸内細菌の種類に大きな変動があったときに発生していた。 「徹底的ポリープ摘除術[用語2]」を経時的に行うことで、FAP患者の腸内環境の特定・解析が可能に...
View Article東京科学大学 設立記念吹奏楽コンサート 大岡山キャンパスと湯島キャンパスで2日間にわたり開催
「東京科学大学 設立記念吹奏楽コンサート」は、2024年10月の東京科学大学(Science Tokyo)の設立を記念して、東京工業大学・東京医科歯科大学の学生・教職員のうち管打楽器経験者の有志が集まって東京科学大学 祝祭吹奏楽団を結成して行う祝祭コンサートです。新大学の門出を演奏者・観客が一緒になって華やかに祝うことを目的に開催します。 概要 開催日時...
View Article家族性アルツハイマー病に生じる特異な老人斑の謎に迫る 合成生物学的な視点でβ-アミロイドと老人斑の構造的理解へ
概要 東京工業大学 生命理工学院の石井佳誉教授(理化学研究所(理研)生命機能科学研究センター(BDR)先端NMR開発・応用研究チーム...
View Articleグリセロールから高付加価値化合物を選択的に生成 バイオディーゼル生産における経済的な課題を解決
要点 グリセロールの電気化学的手法による高選択性物質変換技術を開発。 グリセロールとほう酸の比率の最適化により、高付加価値な特定の三炭素化合物を生成。 バイオディーゼル生産の収益性向上や、再生可能資源からの高付加価値化合物の生成技術の開発に期待。 概要 東京工業大学 物質理工学院 材料系の林智広准教授と国立台湾科学技術大学 化学工学科の江佳穎(Chiang...
View Article小惑星リュウグウに存在するマグネシウム炭酸塩の形成史と始原的なブライン(brine)の化学進化を解明
要点 小惑星リュウグウから採取されたサンプルを複数種類の溶媒で抽出し、始原的なブライン(brine)の組成を明らかにした。水と鉱物との相互作用による溶存イオン成分として、ナトリウムイオン(Na+)が最も多く含まれることを明らかにした。...
View Article台湾 国立成功大学、台湾半導体研究センターと次世代異種機能集積技術に関するフォーラムを開催
東京工業大学は7月11日に、本学協定校である台湾の国立成功大学(以下、NCKU)を会場として、同大学と政府系研究機関である台湾半導体研究センター(以下、TSRI)と共同で、次世代異種機能集積技術※に関するフォーラムを開催しました。 ※ 次世代異種機能集積技術:異なる機能を持つ複数の半導体チップを、一つのモジュールとして集積化する技術 (左から)NCKU AISSM※...
View Article国立大学法人東京科学大学大学総括理事候補者について
国立大学法人東京科学大学の理事長となるべき者として文部科学大臣から指名された大竹尚登氏(現 東京工業大学 科学技術創成研究院...
View Article物質の相転移を用いて、光のトポロジカル相転移を世界で初めて実現 オンデマンドに再構成可能な新機能光集積回路につながる新しい光制御の開拓
要点 物質の相転移と光のトポロジカル相転移という2つの異なる現象を結びつける初めての成果 相変化材料と半導体材料を組み合わせ、各材料が異なるナノスケールのパターンを持つ独自の人工ハイブリッドナノ周期構造を提案、実現することにより本成果を達成 光のトポロジカルな性質を利用した再構成可能な新機能光集積回路の実現可能性を指し示すものであり、将来的に光を用いた高度な情報処理基盤の実現につながる成果 概要...
View ArticleJALと東京工業大学、搭乗時の機内混雑緩和のための共同研究を実施 よりスムーズな搭乗のため、国内線ワイドボディ機の搭乗方法を変更します
日本航空株式会社(以下「JAL」)と東京工業大学(以下「東工大」)は、お客さまにスムーズにご搭乗いただくことを目的に機内混雑を緩和する最適な搭乗方法の共同研究を行ってきました。 このたび、JALと東工大 環境・社会理工学院...
View Articleリンチ症候群患者の大腸がんと腸内細菌の関連性の解明 腫瘍形成の理解に基づく新たな予防と治療の可能性
要点 リンチ症候群における大腸がん(CRC)の病態形成と腸内細菌変動の関連性を解明。 71名のリンチ症候群患者の糞便サンプルに対して、各進行の段階ごとにメタゲノム解析と代謝物解析を実施。 リンチ症候群患者におけるCRCサーベイランスにおける糞便代謝物の重要性を示唆。 概要 東京工業大学 生命理工学院...
View Article二酸化炭素変換反応における電極材料性能・要因の予測 新たな触媒材料群の簡便な設計指針を機械学習により提示
要点 複合金属硫化物を電極に用いた二酸化炭素変換反応の活性に影響を与える因子を抽出 従来のような負荷の高い計算を必要としない設計指針を提示 本研究で見出したパラメータ抽出ワークフローは他の反応・触媒にも適用が可能 概要 東京工業大学 物質理工学院 材料系の山口晃助教、宮内雅浩教授、An Niza El Aisnada(アン・ニザ・エル・アイスナダ)大学院生(博士後期課程)、同...
View Article東工大茶道部と共に留学生向け茶道イベントを開催
7月17日、東京工業大学 リベラルアーツ研究教育院の日本語セクションは国際交流支援の一環として、留学生を対象とした茶道イベントを東工大茶道部と共同開催しました。 お点前を披露する茶道部員 コロナ禍後、初の共催となった本イベントには、留学生33人(大学院生、研修生、研究生、海外交流学生やサマープログラム参加者など)が参加し、日本文化の体験、茶道部員との国際交流を楽しみました。...
View ArticleMECとデジタルツインを活用したARグラスを用いる歩行者危険回避システム Beyond 5Gを利用したスマートシティのサービス実現に貢献
要点 大学キャンパス内に構築したBeyond 5Gモバイルネットワークの実証フィールドで、デジタルツイン上のAIとARグラスを用いた歩行者危険回避システムの実証実験に成功 東工大デジタルツインMECサーバと楽天モバイルARアプリMECサーバの連携で、プライバシーを担保しつつ低遅延に情報を処理するネットワークを実現 Beyond...
View Article世界初!卵子にDNA溶液を注入することで人工細胞核の構築に成功 細胞核の機能獲得メカニズムの一端を明らかに
要点 精製したDNA溶液を生きたマウス卵子に注入することにより、人工的な細胞核をつくりだすことに世界で初めて成功 作製した人工細胞核は、本物の核に非常に似た構造を形成しており、核と細胞質間の物質輸送能力を持つ 本研究成果は、今後絶滅動物の復活や人工的な生命の創生などにつながると期待される 概要 東京工業大学 科学技術創成研究院...
View Article益学長がインドネシアにて東工大協定校および同窓生との連携を強化
8月11日から8月17日、東京工業大学の益一哉学長がインドネシア共和国の協定校を表敬訪問しました。また、同国の東工大卒業生らと交流を図るため、インドネシア蔵前会発足式などの一連のイベントに出席しました。...
View Article核融合炉液体金属ブランケットの電磁ブレーキ効果の抑制へ 保護性α-Al2O3膜が異常酸化現象を克服
要点 FeCrAl合金のワイヤー放電加工面で生じる異常酸化現象の原因を特定 高温の酸化膜形成プロセスによりFeCrAl合金が異常酸化現象を克服することを実証 核融合炉液体ブランケットの電磁ブレーキ効果の抑制に見通し 概要 東京工業大学 科学技術創成研究院 ゼロカーボンエネルギー研究所の近藤正聡准教授と工学院...
View Article小池英樹教授が日本ソフトウェア科学会2023年度基礎研究賞を受賞
東京工業大学 情報理工学院 情報工学系の小池英樹教授が、日本ソフトウェア科学会の2023年度基礎研究賞を受賞しました。授賞式は9月10日に行われました。 受賞者 小池英樹 情報理工学院 情報工学系 教授 授与団体 一般社団法人日本ソフトウェア科学会 賞名 日本ソフトウェア科学会2023年度基礎研究賞 受賞日 9月10日 受賞業績 Vision-based Human-Computer...
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