可視光を波長340 nm以下の紫外光に変換する溶液系を開発 効率と光耐久性の向上指針を獲得
要点 ある種の有機分子を組み合わせ、可視光を紫外光に変換する溶液系を開発 紫外光を使う光触媒や人工光合成などの光エネルギー利用効率向上に寄与 効率と光耐久性は溶媒に強く依存、そのメカニズム理解と向上指針を獲得 概要 東京工業大学 工学院 機械系の村上陽一准教授と日本化薬株式会社のグループは、2種類の有機分子を組み合わせることにより、可視光を波長320~340...
View Article東工大博士後期課程学生が洗足学園高1年生と模擬講義で交流
東京工業大学の博士後期課程学生7名が11月4日、洗足学園中学高等学校(川崎市高津区)を訪問し、高校1年生約240名に自分の研究について模擬講義を行い、グループディスカッションで交流を深めました。 この訪問は、イノベーション人材養成機構(IIDP)のキャリア科目「ALP研修 I(ティーチング)」※の一環で、今回初めて実現したものです。 ※...
View Article触媒活性・安定性・貴金属利用効率を向上 金属間化合物ZrPd3とナノポーラス炭化ジルコニウムを組み合わせる
要点 ナノポーラス構造の炭化ジルコニウムを合成、表面にZrPd3ナノ粒子を分散 パラジウムの触媒活性が既存触媒の一桁以上高く、貴金属利用効率が大幅向上 水素化反応などのより広い有機反応への応用が期待される 概要 東京工業大学 元素戦略研究センターの細野秀雄栄誉教授(物質・材料研究機構 兼任)、魯楊帆(Yangfan Lu、ロ...
View Article鳥類の性分化に働く遺伝子の共通パターンを発見 ニホンウズラが性分化研究に有用であることを証明
要点 ニホンウズラを使って性分化に働く遺伝子群の発現プロファイリングを実施。 性分化に働く遺伝子には共通した発現パターンがあることを発見。 未解明な点が多い鳥類の性分化研究の進展と家禽産業への応用に貢献。 概要 北海道大学 大学院理学研究院の黒岩麻里教授らの研究グループは、東京工業大学 生命理工学院...
View Article生体膜の曲面構造を認識するタンパク質の網羅的な探索技術を開発 細胞機能の発現や疾病に関わる膜構造制御機構の理解に期待
要点 生体膜の曲面構造によって親和性が変化する「曲率認識タンパク質」の網羅的な探索手法を世界で初めて確立 曲率認識タンパク質の探索に利用できる、様々な曲率をもつ安定な生体膜材料の調製に成功。正常細胞とがん細胞から曲率認識候補タンパク質を同定 がん細胞に有意に高発現する曲率認識タンパク質は、新たながんマーカーとしての利用に期待 本研究成果の概要図 概要 東京工業大学 物質理工学院...
View Article光ファイバーを用いた超高感度な磁界計測に成功 従来よりも数百倍小さい磁界が検出可能に
要点 光ファイバーセンサーは、電磁ノイズの影響を受けずにさまざまな計測ができるという利点をもつ一方で、高感度な磁界計測は困難であった。 本研究では、プラスチック光ファイバーヒューズ現象に基づき、光ファイバーを用いた超高感度な磁界計測に成功した。 電力系統、変圧器、回転機などの磁界モニターのほか、さまざまな分野における電磁環境調査への応用が期待される。 概要...
View Articleウィズ・コロナ社会へ向けて これが東工大のニューノーマル研究最前線 ニューノーマルリサーチマップを公開
新型コロナウイルスの世界的な流行により、人類は新しい時代と社会を迎えようとしています。東京工業大学は11月16日、ウィズ・コロナのニューノーマル時代に向けた東工大の研究テーマをネット上でわかりやすく解説した『ニューノーマルリサーチマップ』を公開しました。 ニューノーマルリサーチマップ全体図。3つの階層でわかりやすく東工大の研究を説明 目指せ 知の貢献...
View Article排熱を電気に変える高性能熱電素子実現へ 熱起電力の極性を多段階制御する技術を開発
要点 熱電材料で最高の性能指数ZT値をもつセレン化スズ半導体を用いて、これにアンチモンを添加することにより熱起電力の極性をp型からn型、さらにp型へと制御することに成功 極性の多段階反転の発現機構が複数の置換位置スイッチングにより誘起されたことを量子ビーム測定と第一原理量子計算により解明 極性制御が困難な新規半導体材料の極性制御方法の柔軟性を拡大 概要 東京工業大学 科学技術創成研究院...
View ArticleNHK Eテレ「又吉直樹のヘウレーカ!」に栗山直子助教と西原明法名誉教授が出演
東京工業大学 リベラルアーツ研究教育院の栗山直子助教と、超スマート社会卓越教育院で特任教授を務める西原明法名誉教授が、12月9日放送予定のNHK Eテレ「又吉直樹のヘウレーカ!」に出演します。 又吉さんに紹介した、小学校でのプログラミング教室で使用している機材類 「又吉直樹のヘウレーカ!」は、私たちの暮らしに潜むフシギを見つけ出しひも解く教養バラエティ番組です。...
View Article光パルスを用いた反強磁性体特有の効率的なスピン励起法 瞬間的な光励起中のダンピングトルクを有効に利用
要点 光パルスを用いて反強磁性体のスピン歳差運動を効率的に励起 瞬間的な光励起中のダンピングトルクを有効に利用して、スピンを短軸方向に傾けることに成功 反強磁性体の超高速歳差スイッチングにつながると期待 概要 東京工業大学 理学院 物理学系の佐藤琢哉教授はスイス・チューリヒ工科大学(ETH)のManfred Fiebig(マンフレッド フィービッヒ)教授、Christian...
View Article村上陽一准教授が総務省「異能vation」ジェネレーションアワード部門 企業特別賞を受賞
東京工業大学 工学院 機械系の村上陽一准教授が、総務省「異能vation」ジェネレーションアワード部門 企業特別賞を受賞しました。11月25日にオンラインで開催されたイベント「OPEN異能vation2020」において授賞が発表されました。 授賞表題 光エネルギーの未利用波長を利用可能な波長に変換する新しい材料プラットフォームの開拓 選定理由 興味深く、ポテンシャルのあるディープ・テク(Deep...
View Article東工大ヨット部 全日本学生ヨット選手権でスナイプ級4位 初入賞
東京工業大学ヨット部の部員3ペア6名が、11月1日から3日まで和歌山セーリングセンターと和歌浦湾(和歌山県和歌山市)で開かれた第85回全日本学生ヨット選手権(以下、全日本インカレ)スナイプ級に出場し、クラス別団体総合成績で参加24校中の4位と念願の初入賞を果たしました。33年ぶりに全日本インカレに出場したヨット部の3艇は、全国の24校72艇と3日間で計6レースを競いました。初めて経験する和歌浦の難し...
View Article関嶋政和准教授が令和2年度「情報化促進貢献個人等表彰」経済産業大臣賞を受賞
東京工業大学 情報理工学院 情報工学系の関嶋政和准教授が経済産業省の令和2年度「情報化促進貢献個人等表彰」経済産業大臣賞を受賞しました。表彰式は11月30日に経済産業省で行われました。 経済産業省の宗清皇一大臣政務官(左)から表彰状を授与される関嶋准教授 受賞対象業績(経済産業省の発表) 創薬基盤「VisINet」の構築及び新型コロナウイルスのファーマコフォアの構築...
View Articleオートファジーが栄養ストレスを迅速に緩和する仕組みを解明 オートファジーの生理学的機能の一端が明らかに
要点 オートファジーによる分解産物が、細胞内でどのように代謝に影響を与えるのかは具体的には分かっていなかった。 細胞が栄養環境の変化に迅速に適応するために、オートファジーが機能していることが明らかとなった。 オートファジーと代謝経路の密接なつながりが明らかとなったことで、オートファジーと様々な疾患との関連性について検討が進むと期待される。 概要 東京工業大学 科学技術創成研究院...
View Article窒素施肥が植物をリン酸欠乏から救うメカニズムを解明 オートファジーの活性化が生育に寄与
要点 リン酸と窒素は植物の生育における必須栄養素 リン酸欠乏生育下の植物に窒素過剰施肥するとリン酸欠乏ストレスが軽減 栄養に応答したオートファジー誘導がリン酸欠乏ストレス回避には重要 概要 東京工業大学 生命理工学院 生命理工学系の吉竹悠宇志大学院生(現、明治大学助教)、太田啓之教授および下嶋美恵准教授らは、理化学研究所 環境資源科学研究センターの泉正範上級研究員、明治大学 農学部...
View Article東工大附属科学技術高校のチームがロボカップジュニア国際大会で3位入賞
10月4日にオンラインで配信された各国の高校生を主な参加者とするロボット競技の国際大会「ロボカップジュニア・レスキュー・ニュー・シミュレーション・デモンストレーション・コンペティション(RoboCupJunior Rescue New Simulation Demonstration...
View ArticleWRHIオンラインシンポジウムを開催
東京工業大学 科学技術創成研究院に設置された「世界の研究ハブ」イニシアティブ Tokyo Tech World Research Hub Initiative (WRHI)は、海外からトップクラスの研究者を招聘し、東京工業大学に異分野融合型研究拠点「世界の研究ハブ」を構築することを目指して国際共同研究を推進しています。...
View Article東工大グローカルサマースクールをオンラインで開催 「想い出を形にする」をテーマに3日間
東京工業大学は大学院の学生を主な参加者として、グローカルスクール・プログラムを2019年から始めました。学問分野を問わずに世界規模の課題について考える3日間の集中プログラムです。“グローカル”とは、ローカルでの優れた技術や発想をグローバルに展開していく発想を意味しています。...
View Article2020年度「東工大特別賞」を2名に授与
大学の研究教育の円滑な推進に寄与し、大学への貢献が顕著な東京工業大学職員を表彰する2020年度の「東工大特別賞」表彰式が11月20日、大岡山キャンパスで行われました。この表彰は、多年にわたって研究教育の円滑な推進に寄与し、かつ、勤務成績が優秀と認められる大学職員に対し行われているものです。今年度は技術専門員、桑原真司さんと工学院 機械系の助教、桃園聡さんの2名が表彰されました。...
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