2023年度「あすなろ研究奨励金」授与式を開催
東京工業大学は、45歳未満の研究者に対し基礎研究の資金を支援する「あすなろ研究奨励金」の支援対象者を決定し、6月23日、支援決定通知書授与式を開催しました。 授与式に参加した採択者(前列左から、家永助教、平田助教、浅野名誉教授、益学長、山口助教。後列左から、永嶌助教、渡辺理事・副学長(研究担当)、新田研究戦略部門長、盛田助教)...
View Article単一のπスタック二量体を識別する手法の開発 高感度分子認識法への応用に期待
要点 ナフタレン分子の単一πスタック二量体を識別する方法を開発。 電流信号と振動スペクトルの計測を融合した革新的な構造解析法により、分子間の結合を選択的に認識。 単分子レベルでの高感度な分子認識、病理診断などへの応用に期待。 概要 東京工業大学 理学院 化学系の本間寛治大学院生、金子哲助教、西野智昭准教授は、物質・材料研究機構...
View Article減数分裂期の遺伝情報交換を促進する機構を解明 相同組換え酵素の制御機構の一分子解析
要点 減数分裂期の相同組換えの中核を担う酵素Dmc1の制御機構を一分子レベルで解析。 一本鎖DNAへのDmc1の結合が、2種類の補助因子によって異なる様式で制御されることを発見。 不妊や遺伝性疾患の原因解明や新規治療法の開拓に期待。 概要 東京工業大学 科学技術創成研究院 細胞制御工学研究センターの坪内英生助教、岩崎博史教授と国立台湾大学の李弘文教授(Prof. Hung-Wen...
View Articleロボット技術研究会が「NHK学生ロボコン2023」で特別賞受賞
東京工業大学の公認サークル「ロボット技術研究会」の部員で構成するチームMaquinista(マキニスタ)が、6月4日に行われた「NHK学生ロボコン2023」(主催NHK、NHKエンタープライズ)に出場し、特別賞 マブチモーター株式会社賞を受賞しました。...
View Article筋萎縮性側索硬化症と前頭側頭型認知症の新たな治療戦略への期待 異常なポリペプチドの合成を制御するメカニズムを発見
要点 ALSとFTDの原因となる異常なポリペプチドの合成を、タンパク質FUSが制御することを発見 FUSを含む一群のタンパク質がALSやFTDに対して治療効果を発揮することを、疾患モデルショウジョウバエを用いて証明 異常ポリペプチドを原因とするALSやFTDに対する、新たな治療法開発への応用に期待 概要 東京工業大学 科学技術創成研究院 細胞制御工学研究センターの田口英樹教授、近畿大学 医学部...
View Article東工大協定校の韓国・浦項工科大学校総長一行が来訪
5月26日、浦項工科大学校(POSTECH)のキム・ムファン総長一行が東京工業大学を訪れました。本学からは益一哉学長、佐藤勲総括理事・副学長、林宣宏副学長(国際連携担当)、POSTECHの卒業生である金俊完教授(科学技術創成研究院 未来産業技術研究所)が一行を迎え、懇談を行いました。 記念品を交換する益学長(左)とキム総長...
View Articleワサビの染色体レベルでのゲノム解読に成功
要点 日本を代表する香辛料であるワサビのゲノム配列を染色体レベルにまで繋ぐことに成功し、ハプロタイプレベルで高精度に解読しました 本ゲノム情報はワサビの辛味成分の進化機構の解明、栽培化の起源、品種改良など、遺伝資源としての基盤情報の構築に役立つことが期待されます 概要 東京工業大学 生命理工学院 生命理工学系の伊藤武彦教授、田中裕之研究員、堀立樹さん(学部4年生、研究当時)、東海国立大学機構...
View Articleタイ王国 15大学の学長・副学長一行が東工大を訪問
6月9日、タイ王国の15の大学から、学長・副学長の一行、計35人が東京工業大学を訪れました。 一行は、東南アジア高等教育協会 (ASAIHL Thailand)とタイ王国大学学長評議会(CUPT)が組織した訪問団で、長年にわたって本学の交流協定校であるチュラーロンコーン大学、カセサート大学、キングモンクット工科大学ラカバン校などの学長・副学長も訪問団のメンバーとして来訪しました。...
View Article東工大ボート部5連覇 第66回「五大学レガッタ」で優勝
東京工業大学端艇部(ボート部)は4月29日、戸田ボートコース(埼玉県戸田市)で開催された「第66回五大学レガッタ」に出場し、ボート競技の花形と言われる「男子エイト」で優勝して5連覇を成し遂げました。また、「OBエイトシニア」、「OBエイトヤング」でも優勝し、当日、応援に駆け付けたたくさんのOB・OGも、部員と共に勝利の喜びを分かち合いました。 優勝の喜びを分かち合うOB・OGと現役部員...
View Article共有結合性有機構造体(COF)の新規合成・薄膜化手法を開発 温和な条件・一段階で電極表面に薄膜化、デバイス応用にも道
要点 多孔質有機材料の合成と、電極上での薄膜化を一段階で達成 温和な条件下、酸触媒の発生と有機モノマーの重合の時空間制御に成功 電極材料やデバイス応用のプロセス技術としても期待 概要 東京工業大学 物質理工学院 応用化学系の稲木信介教授、白倉智基大学院生(当時)らは、多孔質材料である共有結合性有機構造体(Covalent Organic Framework,...
View Article世界最高速で試料回転を行う固体NMRプローブを開発 超微量の生体試料を高感度で検出
概要 東京工業大学 生命理工学院 生命理工学系の石井佳誉教授(理化学研究所(理研) 生命機能科学研究センター 先端NMR開発・応用研究チーム チームリーダー)と松永達弥助教(理研 同研究チーム 客員研究員)、日本電子株式会社NM事業ユニットNM開発部 第2グループの遠藤由宇生副主査、根本貴宏グループ長、同第1グループの蜂谷健一グループ長、科学技術振興機構 未来社会創造事業...
View Article研究者・留学生向け英文メールニュース 「Tokyo Tech Bulletin No. 70」を配信
「Tokyo Tech Bulletin(トーキョー テック ブリテン)」は、東京工業大学の研究成果やニュース記事、学生の活動などを紹介し国内外へ広く配信する英文メールニュースです。この度、Tokyo Tech Bulletin No. 70が発行されました。 メールでの配信をご希望の方は申込フォームからご登録ください。 配信申込みフォーム(英語) SPECIAL TOPICS Making...
View Article東工大の教員3人が日本建築学会の2023年各賞を受賞
東京工業大学の中井検裕名誉教授(キャンパスマネジメント本部 特命教授)、環境・社会理工学院 建築学系の安田幸一教授、環境・社会理工学院 建築学系の福田眞太郎准教授が一般社団法人日本建築学会の各賞を受賞しました。日本建築学会が4月19日に発表しました。贈呈式は5月30日に行われました。 中井検裕 名誉教授 賞の名称 2023年日本建築学会著作賞 受賞著作...
View Article中井検裕名誉教授が2022年度土木学会賞(出版文化賞)を受賞
東京工業大学の中井検裕名誉教授(キャンパスマネジメント本部 特命教授)が、令和4年度土木学会賞(出版文化賞)を受賞しました。公益社団法人土木学会が5月15日に発表し、6月9日には授与式が行われました。 受賞作品 『復興・陸前高田:ゼロからのまちづくり』(鹿島出版会、2022年) 受賞理由...
View Article半分天然、半分人工の固体光合成材料を開発 CO2還元酵素を固体触媒化する結晶の細胞内合成に成功
要点 タンパク質結晶にCO2還元酵素と光捕集分子を組み込んだ人工光合成固体触媒を開発。 細胞内タンパク質結晶化反応により、CO2還元酵素を自発的に内包した結晶の合成に成功。 有用な酵素と人工分子のハイブリッド機能化法として、さまざまな固体触媒開発への応用に期待。 概要 東京工業大学 生命理工学院...
View Article超高圧合成、添加剤が選択的物質合成の決め手に 電池材料等への応用に期待
要点 超高圧合成において、添加剤を加えることで新規酸水素化物の合成に成功。 得られた物質はリチウムイオン電池の負極材料として高い性能を示す。 新機能材料の新たな合成技術として期待される。 概要 東京工業大学 物質理工学院 材料系の鈴木仁哉大学院生(研究当時)、大河内寛保大学院生(研究当時)、科学技術創成研究院...
View Article貴金属を使わず、水に安定かつ高性能なアンモニア分解触媒を開発 分解反応温度を140℃以上低温化させることに成功
要点 六方晶チタン酸バリウム(h-BaTiO3−x)の酸化物骨格に窒素イオン(N3−)を導入した酸窒化物が、水中でも安定で効率的なアンモニア分解に寄与することを実証 h-BaTiO3−xNy担体の表面に存在する窒素空孔サイトをアンモニア分解反応の反応場とすることで、Ni触媒の動作温度を140℃ほど低温化することに成功 Ni触媒だけでなく、CoやFeなどの非貴金属触媒のアンモニア分解活性も大幅に向上...
View Article留学生が集う七夕イベントを3年ぶりに開催
東京工業大学リベラルアーツ研究教育院 日本語セクションは7月6日、大岡山キャンパス西1号館の留学生ラウンジで七夕イベントを行いました。多数で集まる開催は3年ぶりで、20人近くの留学生が参加しました。 最初に、リベラルアーツ研究教育院...
View Article熱ショックタンパク質発現制御の新たな仕組みを20年ぶりに発見 熱ストレス応答制御因子を「作る前にストップをかける」調節機構
要点 熱ストレス応答制御因子の細胞内での存在量を厳密に制御する新たな仕組みを発見。 大腸菌の低分子量熱ショックタンパク質が、熱ストレス応答制御因子の生産前の段階でその翻訳を抑制することを確認。 細胞のストレス応答を制御する仕組みの1つを解明。 概要 東京工業大学 科学技術創成研究院...
View Articleペプチドの精密な「立体ジッパー」構造の人工合成に成功 密に噛み合う仕組みを、金属の自己組織化を用いて模倣
要点 短いペプチド配列と金属イオンを混ぜるだけで、金属の自己組織化による精密な「立体ジッパー」構造の人工的な合成に成功 アミロイド線維のように平行型βシート2枚が面と面で密に噛み合う「立体ジッパー」の分子構造を高分解能で観測 アミロイド線維のもつ強靭さの分子メカニズムの理解や新たな材料創成に応用できる可能性 概要 東京工業大学 科学技術創成研究院...
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