東工大関係者4人が日本化学会の各賞を受賞
東京工業大学の関係者4人が、公益社団法人日本化学会の各賞を受賞しました。授賞式は3月24日に開催された日本化学会春季年会において行われました。 日本化学会によると、化学の基礎または応用、化学技術、化学教育等に関する業績や貢献を顕彰するために、毎年各種の賞を授与しています。2022年度、東工大からは科学技術創成研究院の山元公寿教授と岩澤伸治名誉教授(教育本部...
View Article両親由来のゲノム配列を染色体スケールで決定する新手法 両親間の大規模な変異の解析を可能に
要点 染色体スケールでつながった両親由来のゲノム配列を区別する情報解析手法を開発。 哺乳類、鳥類、魚類などを対象にしたテストで高精度での配列決定を実証。 従来は解析が困難だった両親間の大規模な変異の解析を実現。 概要 東京工業大学 生命理工学院...
View Article陸上競技部が第71回東京地区国公立大学対校陸上競技大会で男子トラックの部1位
東京工業大学陸上競技部は、6月10日に開催された第71回東京地区国公立大学対校陸上競技大会に出場し、男子トラックの部で1位、男女総合、男子総合それぞれで3位の成績となりました。男子トラックの部1位は同部史上初の快挙となります。...
View Article薄膜転写による異種材料結晶の集積技術を開発 光アイソレータの回路面積を1/10以下に
要点 薄膜転写技術を用いて異種材料結晶を微小な薄膜シールに加工し、シリコン光回路上に集積する「マイクロトランスファープリンティング」技術を開発。 本技術により、回路面積が1/10以下となる超小型の光アイソレータ作製が可能に。 さまざまな異種材料結晶の高密度集積を可能にし、高機能かつ高性能の次世代光集積回路の実現を後押しするものと期待。 概要 東京工業大学 科学技術創成研究院...
View Article超難溶性ポリマーを水溶化するナノカプセル V型両親媒性分子の内包によるポリマーの新分析・加工技術
要点 独自のナノカプセル化手法により超難溶性ポリマーを水溶化 水溶化によるポリマーの詳細な構造解析と物性評価を達成 カプセルからの取り出しでポリマーフィルムを簡便に作製 概要 東京工業大学 物質理工学院 応用化学系の青山慎治大学院生(博士後期課程1年)、同 科学技術創成研究院...
View Article堀川虎之介さんが第36回独創性を拓く先端技術大賞の「フジテレビジョン賞」を受賞
東京工業大学 工学院 機械系の堀川虎之介さん(修士課程1年)が、第36回独創性を拓く先端技術大賞の「フジテレビジョン賞」を受賞しました。産経新聞社が6月16日に発表しました。7月20日には授賞式が行われました。 (左から)授賞式で賞状を授与された堀川さん、株式会社フジテレビジョンの佐藤光雄執行役員 受賞論文 液体金属流体を用いた革新的な海水淡水化技術~オアシスの創成~ 受賞理由...
View Article12ヵ国の留学生が日本語で行う「日本語研修修了ポスター発表会」を開催
7月12日、東京工業大学 リベラルアーツ研究教育院は、本学留学生(日本語研修生)の「日本語研修コース修了ポスター発表会」をTaki Plazaイベントスペースにて開催しました。 発表を終えて晴れやかな顔で記念撮影を行う留学生たち...
View Article面内分極を用いた2次元強誘電半導体メモリを開発 新記録方式による高密度次世代不揮発性メモリ
要点 ナノチャネルにおける面内分極を用いた新記録方式の不揮発性メモリを実現。 2次元強誘電半導体材料をメモリ材料として利用。 ナノレベルのボトムコンタクト構造を用いた新たな横型高密度メモリとして期待。 概要 東京工業大学 科学技術創成研究院 フロンティア材料研究所の真島豊教授の研究グループは、2次元強誘電半導体α-In2Se3をギャップ長100...
View Articleアンカーやペグで基材にがっちり張り付くα-Al2O3被膜 核融合炉などの保護性被膜、剥がれにくくなるメカニズムを解明
要点 α-Al2O3保護性被膜の組織に、被膜の成長を促す「酸素だけが通れるトンネル」構造が形成されることを発見。 被膜成長時にアンカーやペグに似た構造を形成することで、基材から剥がれにくくなるメカニズムを解明。 核融合炉などにおいて液体金属を冷却材に用いる機器の長寿命化に貢献。 概要 東京工業大学 科学技術創成研究院 ゼロカーボンエネルギー研究所の近藤正聡准教授と同 環境・社会理工学院...
View Articleどんな質問でも答えます!―「池上彰先生に『いい質問』をする会6」を開催
約1時間半、ノンストップで質問に回答する池上特命教授 7月10日、東京工業大学 リベラルアーツ研究教育院(ILA)は「池上彰先生に『いい質問』をする会6」を開催しました。ILAの池上彰特命教授から「いい質問ですね」のひと言を引き出せるよう、教授と直接対話できる場として2017年にスタートしてから、6回目の開催です。1つの会場に集まるのは5年ぶりで、オンライン配信も同時に行いました。...
View Article極限原子核の謎を解く要となる新たな酸素同位体の発見 最後の二重魔法数核候補は二重魔法数核ではなかった
要点 非常に稀に現れる安定性(二重魔法数)が予測された酸素同位体(酸素28)を初めて観測。 酸素28では二重魔法性が消失していることが明らかになった。 世界初となる4個の中性子を同時に測定する技術により観測が初めて可能に。 中性子数が非常に過剰な極限原子核の構造、宇宙での元素合成過程や中性子星の構造の解明につながると期待。 概要 東京工業大学 理学院...
View Article一次元の欠陥が整列した新しい有機−無機ハイブリッド化合物 ペロブスカイト太陽電池の耐久性向上に期待
要点 チオシアン酸イオンを導入した新しい有機−無機ハイブリッド化合物の合成と結晶構造の解明に成功。 得られた化合物がペロブスカイト構造の安定化に寄与することを発見。 ペロブスカイト太陽電池の耐久性向上に期待。 概要 東京工業大学 物質理工学院 材料系の大見拓也大学院生、同 科学技術創成研究院...
View Article工大祭実行委員会がクラウドファンディングで支援募集 【東京工業大学】一歩先の工大祭 LEDディスプレイで近未来へ
東京工業大学の公認サークルである工大祭実行委員会(通称JIZI(ジツイ))が、クラウドファンディングを利用した学生活動プロジェクト「【東京工業大学】一歩先の工大祭...
View Article“サンドイッチ”分子からなるナノカプセル 電子の授受でカプセル構造の集合と分散を操る
要点 サンドイッチ型分子「フェロセン」の殻を持つカプセル構築に成功 平面状・球状分子の効率的な内包と外部刺激(電子授受)による放出を達成 電子不足分子の内包により近赤外線領域に幅広の吸収特性を誘起 概要 東京工業大学 物質理工学院 応用化学系の遠山和希大学院生(博士後期課程1年)、同 科学技術創成研究院...
View Articleロボット技術研究会がIFAC WC 2023「海洋ロボット夜の祭典」でBest Performance Awardを受賞
東京工業大学の公認サークル、ロボット技術研究会(以下、ロ技研)の水中ロボットチーム、アクア研が7月12日横浜市みなとみらいのシーカヤックパークで行われた「海洋ロボット夜の祭典」でBest Performance Award(最優秀パフォーマンス賞)を受賞しました。 パフォーマンスを行ったロボットKurione2(左)とKurione3...
View Article東工大ヨット部 第31回全日本学生女子ヨット選手権大会に4年ぶりの出場決定
東京工業大学ヨット部の女子部員2ペア5人が、第31回全日本学生女子ヨット選手権大会関東水域選考会において、スナイプ級と470級の2種目を勝ち抜き、9月に開かれる第31回全日本学生女子ヨット選手権大会(通称:全女インカレ)への出場を決めました。東工大ヨット部の同大会への出場は、両クラス(級)共に2019年以来4年ぶりの快挙です。...
View Article東工大附属科学技術高校の生徒が韓国科学アカデミー科学フェア2023で受賞
6月27日から30日にかけて韓国・釜山で行われた韓国科学アカデミー科学フェア(Korea Science Academy Science Fair、以下「KSASF」)2023で、東京工業大学附属科学技術高等学校の生徒3人のチームがベストポスター賞を受賞しました。 (左から)賞状を手にする山口智也さん、坂口陽菜子さん、藤澤優杏さん...
View Articleアルカンとベンゼンの直接結合反応のための金属ナノ粒子-ゼオライト複合触媒を開発 酸点とPd粒子の近接による反応の高効率化を実現
要点 ゼオライト外表面にPd粒子を担持した触媒でアルカンとベンゼンの直接反応を実現。 細孔内の酸点からPd粒子への水素移動によって反応を促進。 ミュオンを用いてゼオライト中に生成する原子状水素を模擬し、その安定性を評価。 概要 東京工業大学 物質理工学院 応用化学系 特定教授 本倉健教授(横浜国立大学 大学院工学研究院)、美崎慧大学院生(研究当時)、電気通信大学...
View Article16ヵ国22人の学生が2023年度スチューデント・アンバサダーに就任 海外の入学希望者へ東工大の魅力を伝える
東京工業大学では、2020年度から「スチューデント・アンバサダー(Student Ambassador) 」の活動が始まりました。...
View Articleラップのように脳を優しく密に覆える薄膜電極を開発 難治てんかんの診断治療に向けた医療機器開発を前進させる技術
要点 脳表での電位記録と電気刺激の両立が可能な厚さ8 µmの薄膜状硬膜下電極を開発。 エラストマー製の柔らかい薄膜構造とインクジェット印刷で、テーラーメイドの多点状の微小電極を実現。 難治てんかん患者の脳表脳波記録時の負担や合併症の軽減に加え、ニューロモデュレーションなど新治療法開発への応用に期待。 概要 東京工業大学 生命理工学院...
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