肺炎桿菌の多剤排出ポンプの結晶構造解析に成功 コロナ感染の二次感染菌に備わる多剤耐性化機構の解明
要点 肺炎桿菌の多剤排出ポンプの立体構造を原子レベルで解析することに成功。 多剤排出ポンプが薬剤を排出する仕組みの解明で、多剤耐性化の克服へ前進。 コロナ死者の大多数に認められる二次的な肺炎桿菌感染症に対する、有効な抗菌薬治療に期待。 概要 東京工業大学(以下「東工大」)生命理工学院...
View Article地震波速度と電気伝導度を統合解析し、地球内部の水やマグマをとらえる
要点 地震・火山活動および地球全体の進化に重要な役割を担う「地球内部の液体(水やマグマ)」が、どこにどれだけ存在するかをとらえる解析方法を開発した。 地球内部の地震波伝播速度と電気伝導度を統合解析し、岩石と液体の種類、量比、分布形状を、地殻-最上部マントルの広範囲で推定できるようになった。 地震や火山活動の主な場である深さ60...
View Article高大連携サマーチャレンジ2021 開催報告
18年目、区切りの夏 東京工業大学は、高校生が大学レベルの講義を受けるプログラム「高大連携サマーチャレンジ」を毎年夏休みに開いています。2004年に開始し、2021年で18回目を数えます。2019年までは合宿形式で行いましたが、新型コロナウイルス感染症のため2020年に続き、2021年も大岡山キャンパスに通う方法で実施しました。...
View Articleオンライン親子科学教室「ウニの殻を観察し、ランプに変身させよう」開催報告
東京工業大学博物館は8月29日、オンラインで親子科学教室を開催し、全国から20名が参加しました。「ウニの殻を観察し、ランプに変身させよう」をテーマに、ウニランプを製作しました。東工大基金を活用した理科教育振興支援「ものつくり人材の裾野拡大支援プロジェクト」の後援を受けています。...
View Articleカリフォルニア州バークレーに国際協働推進拠点「東工大ANNEXバークレー」を開設
東工大の国際協働推進拠点を日本学術振興会サンフランシスコ研究連絡センター内に開設 基礎から応用に至る共同研究、東工大発ベンチャーの米国展開支援を通じたイノベーション創出、新たな連携教育プログラム構築を推進 融合領域での大型共同研究、オープンイノベーションを促進 東京工業大学は、米国カリフォルニア州バークレーに、国際協働を推進する海外拠点「東工大 ANNEX...
View Article令和3年度9月 東京工業大学入学式を挙行 学士課程4名、修士課程293名、専門職学位課程11名、博士後期課程199名 計507名が入学
東京工業大学は9月30日、令和3年度(2021年度)9月入学式を大岡山キャンパス70周年記念講堂で行いました。 新型コロナウイルス感染症の感染予防対策の観点から、会場を例年の東工大蔵前会館より大きい70周年記念講堂に移しました。出席者数が収容定員の1/2以下となるよう午前と午後の2回に分け、新入生及び学長、理事・副学長、監事、来賓が出席しました。...
View Article令和3年度 戦略的創造研究推進事業ERATOに採択 元素固有の色を可視化し、宇宙と医療をつなぐ新しい架け橋「ラインX線ガンマ線イメージング」を提案
発表のポイント 元素固有の色を可視化する革新手法「放射化イメージング法」を提案 宇宙から人体まで、あらゆる物質の動態を同じ技術で可視化(1) 宇宙観測では、小型衛星で未踏の先端科学を開拓(2) 医学では薬物動態を迅速に可視化する新しいツールを開拓 概要 東京工業大学 理学院 物理学系の谷津陽一准教授ならびに大阪大学 大学院医学系研究科の加藤弘樹准教授をグループリーダーとし、早稲田大学...
View Article重いIV族元素を用いたダイヤモンド量子光源の光学特性を解明 量子ネットワークへの応用に期待
要点 ダイヤモンド結晶内で重いIV族元素である鉛(Pb)原子を用いた量子光源(PbV中心)を形成。 2,000℃を超える加熱処理による高品質形成に成功するとともに、光学特性を世界で初めて解明。 優れた光学特性とスピン特性が両立する可能性から、量子ネットワークへの応用に期待。 概要 東京工業大学 工学院 電気電子系の岩﨑孝之准教授と波多野睦子教授、物質・材料研究機構...
View Articleデジタル創作同好会traPがプログラミング教室(2021年 夏)を開催
東京工業大学の学生サークル、デジタル創作同好会traPは8月24日、中高生のためのプログラミング教室を開催しました。この教室では、プログラミングの経験がない中学生と高校生に、東工大生が講師となりプログラミングを教えます。traPが年2回主催し、今回で10回目の開催となります。Web会議サービスZoomを用いてオンラインで行いました。また、株式会社サポーターズにご協力いただきました。...
View Article燃料電池の非白金化に繋がる新物質を開発 酸性電解質中でも安定な十四員環鉄錯体による代替触媒を実現
要点 燃料電池自動車の触媒に鉄を使おうとする場合の課題であった“酸性電解質中での安定性”を大幅に向上させた、「十四員環鉄錯体」を新たに開発。 同錯体は、酸性電解質中において安定で、かつ酸素還元触媒活性を示す。 高価な白金に代わる新触媒として、燃料電池、燃料電池自動車への活用に期待。 概要 東京工業大学 物質理工学院...
View Article東工大 オープンキャンパス オンライン2021開催 全学説明会やプログラムの動画公開はじまる
東京工業大学は8月10日、「高校生・受験生のための東京工業大学オープンキャンパスオンライン2021」を開催しました。例年のオープンキャンパスでは、参加者は直接、大岡山キャンパスを訪問し、大学の講義や研究室を体験できますが、新型コロナウイルス感染症の影響により、すべての企画をオンライン配信しました。当日の全学説明会やプログラムの一部は東工大公式YouTubeチャンネルや特設サイトで公開します。...
View Article2021年度マサチューセッツ工科大学とのオンライン語学タンデム開催
東京工業大学のグローバル理工人育成コースは、米国マサチューセッツ工科大学ジャパンプログラム(MITジャパン)と共同で、双方の学生がペアを組んで日本語と英語を学び合う国際交流プログラム「語学タンデム」をオンラインで7月から8月にかけて開催しました。2021年度は2回目の開催です。東工大生22名とMITジャパン22名の計44名が参加しました。 ファイナルセッションの様子...
View Article発電ができる新世代冷却技術「レドックス・フロー熱電発電」の実用性を初めて証明 実用性をもつ高発電密度10 W/m2超を達成
要点 排熱源を「冷やしながら発電する」新世代冷却技術の劇的な発電性能向上 高性能作動液の開発により、2019年の原理実証報告時より1桁以上高く実用性をもつ10 W/m2超の高発電密度を達成 硬貨サイズの発熱面冷却でLEDの連続同時点灯などを実証、実用化に前進 概要 東京工業大学 工学院 機械系の村上陽一准教授、同研究室博士後期課程学生...
View Article東工大ゼロカーボンエネルギー研究所が設立記念シンポジウムを開催
東京工業大学が科学技術創成研究院に開設したゼロカーボンエネルギー研究所(略称:ZC研)は8月31日、設立記念シンポジウムを開催しました。 同研究所は、科学技術創成研究院の先導原子力研究所を6月1日付で「ゼロカーボンエネルギー研究所」として改組したものです。今回の設立記念シンポジウムは、ゼロカーボンエネルギー社会の実現をめざすZC研を広く世界に紹介するためにオンラインで開催しました。...
View Article「東京工業大学 環境報告書2021」を発行
「東京工業大学 環境報告書2021」を発行しました。本学の2020年度のSDGsを意識した大学活動に伴う環境負荷低減に向けた取組み及び環境保全への取組みについて、世界に発信する環境研究、環境教育及び環境パフォーマンスとして環境マネジメントを推進するための取組みとあわせてまとめています。...
View Article図書館サポーターが動画で図書館の魅力を発信
東京工業大学附属図書館(大岡山図書館、すずかけ台図書館)では、本学の学生が図書館サポーターとして活動し図書館の活動を支えています。図書館サポーターは昨年から動画制作に取り組み、図書館の新たな魅力を発信しています。今年、大岡山図書館が開館10周年を迎えるにあたり記念動画の制作に挑戦しました。 図書館サポーターの活動とは...
View Articleフェムト秒の光パルス照射で縦波光学フォノンをコヒーレント制御する、量子力学に基づく理論を構築 拡張されたモデルで偏光依存性の再現が可能に
要点 理論計算により、半導体における光学フォノンと電子の結合状態のコヒーレント制御に関する新たな理論モデルを構築 直交偏光した2つの光パルスを照射することで、光による干渉の影響を受けずに、電子における干渉の状態を観測できることを予測 本理論モデルの活用により、励起光パルスの任意の偏光の取り扱いが可能 概要 東京工業大学 物質理工学院...
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