グローカルサマースクール2021 「高齢社会のケア」をテーマに開催
東京工業大学は、学問分野を問わずに世界規模の課題について考える3日間の集中プログラムを「グローカルスクール」として2019年夏から開いています。「グローカル」とは、ローカルでの優れた技術や発想をグローバルに展開していく発想を意味しています。主な参加者は大学院の学生ですが、他大学の学生や留学生も参加できます。 2021年夏のグローカルサマースクールは「人によりそうを形にする —...
View Article微生物叢中のゲノム配列を長く正確に決定する新手法 未知の種や変異株のゲノム配列決定を促進
要点 微生物叢中のゲノム配列決定用ソフトウェア「MetaPlatanus」を開発 実データのテストで、全長に近い微生物ゲノム配列を多く決定することに成功 従来手法より効率的に未知の種や変異株のゲノム情報を収集できる可能性 概要 東京工業大学 生命理工学院...
View ArticleBSプレミアム「コズミックフロント」に奥住聡准教授と玄田英典准教授が出演
10月21日放送予定のNHK BSプレミアム「コズミックフロント~海の起源をめぐるミステリー」に、東京工業大学 理学院...
View Article岡山県産鉱物「逸見石」が示す新奇な磁性 特徴的な結晶構造が量子力学的なゆらぎを生み出す
要点 岡山県で産出する逸見石(へんみいし)が量子力学的なゆらぎ[用語1]の強い反強磁性体[用語2]であることを、放射光や理論計算、極低温物性測定を用いて発見しました。 放射光X線回折実験[用語3]により、逸見石が従来の報告とは異なる結晶構造を持つことが分かりました。 今回決定した結晶構造が、量子力学的な特徴の出現の鍵になることを突き止めました。...
View Article酸化物に圧力を加えて、熱電変換における電気伝導率と熱起電力のトレードオフ問題を解決 熱電変換出力を2桁増大
要点 LaTiO3に人工的に圧力を加え、絶縁体から金属状態へ変化させることで、高性能な熱電変換材料を開発 電気伝導率と熱起電力の両方を同時に増加させ、熱電変換出力が2桁増大 従来の理論を超えて熱電性能を大きく向上させる新技術として期待 概要 東京工業大学 科学技術創成研究院...
View Article力を受けると蛍光性分子を放出する有機過酸化物を開発 圧縮すると蛍光を発する高分子フィルムに展開
要点 力を受けると蛍光性の低分子を放出する有機過酸化物を開発 蛍光性がない分子骨格から蛍光性分子を放出するメカニズムを解明 開発した有機過酸化物を利用した力学応答性高分子材料の作製に成功 概要 東京工業大学 物質理工学院 応用化学系の大塚英幸教授とLu...
View Article新方式ライダーの開発に成功 連続光の相関を制御、高速振動の分布検出が可能に
要点 従来の光測定では、長距離の測距と振動分布の検出を同時に行うことは困難であった。 本研究では、連続光の相関制御により測定を行う「相関領域ライダー」を開発し、測距と高速振動の検出を同時に行うことに成功した。 将来的には、流速分布測定への応用を通じ、感染症対策への貢献が期待される。 概要 東京工業大学の中村健太郎教授は、横浜国立大学の理工学部4年生...
View Article研究者・留学生向け英文メールニュース「Tokyo Tech Bulletin No. 63」を配信
「Tokyo Tech Bulletin(トーキョーテックブリテン)」は、東京工業大学の研究成果やニュース記事、学生の活動などを紹介し国内外へ広く配信する英文メールニュースです。この度、Tokyo Tech Bulletin No. 63が発行されました。 メールでの配信をご希望の方は申込フォームからご登録ください。 配信申込みフォーム(英語) SPECIAL TOPICS New Student...
View Articleプラスチックを肥料に変換するリサイクルシステムを開発 プラスチックの廃棄問題と食料問題の同時解決に向けて
要点 植物を原料としたプラスチックをアンモニア水で分解し、肥料となる尿素に変換するリサイクルシステムを開発 リサイクルシステムで生成した尿素が植物の成長促進につながることを実証 プラスチックの廃棄問題と人口増加に伴う食料問題の同時解決にも期待 概要 東京工業大学 物質理工学院 応用化学系の阿部拓海大学院生、青木大輔助教(科学技術振興機(JST)さきがけ研究者兼務)、大塚英幸教授らは、東京大学...
View Article東工大主幹の提案がJSTのSTARTスタートアップ・エコシステム形成支援に採択
東京工業大学は10月25日、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)による2021年度研究成果展開事業 大学発新産業創出プログラム(START)大学・エコシステム推進型「スタートアップ・エコシステム形成支援」に採択されました。 START大学・エコシステム推進型「スタートアップ・エコシステム形成支援」とは...
View Article多摩美術大学、一橋大学と連携して価値創造人材育成プログラム「Technology Creatives Program(通称テックリ)」を2022年度から開講
2021年度文部科学省の「大学等における価値創造人材育成拠点の形成事業」で、東京工業大学が事業責任大学となり、多摩美術大学、一橋大学と連携して推進する「Technology Creatives Program(通称テックリ)」 が選定されました。...
View Article大学院新入生向けガイダンスおよび大学院新入留学生歓迎レセプションを実施
東京工業大学学生支援センターは9月22日と9月25日の2日間、大学院課程新入生を対象とした学修に関するガイダンス、および留学生の新入生を対象とした生活とキャリアプランに関するガイダンスと歓迎レセプションを実施しました。...
View Article可視光全域を利用できるレドックス光増感剤を開発 低エネルギーの光によりCO2を還元
要点 近赤外線を含めた可視光の全波長領域を利用できる前例のないレドックス光増感剤を開発 光のS-T吸収(励起三重項状態への直接遷移)が可能なオスミウム錯体を用いたレドックス光増感剤 CO2を、化学原料として有用で、またクリーンエネルギーである水素の生成と貯蔵に用いることのできるギ酸に還元 概要 東京工業大学 理学院...
View ArticleNHK BSプレミアム「ヒューマニエンス」に伊藤亜紗教授が出演
11月4日放送予定のNHK BSプレミアム「ヒューマニエンス〜潜在能力」に、東京工業大学 科学技術創成研究院 未来の人類研究センター長でリベラルアーツ研究教育院の伊藤亜紗教授が出演します。 当番組は、不確かで不思議な存在である人間の真の姿に迫っていく科学番組です。今回は人間の持つ「潜在能力」の秘密を探ります。...
View Article組織の細胞集団に潜む幹細胞のエピゲノム解析手法を開発 がん組織の精密プロファイリングに成功
要点 分子の移動度を評価する統計モデルを組み合わせることで、幹細胞のように多数派細胞に埋もれた少数派細胞も含めて組織全体のエピゲノム情報を解析できる新たな解析技術を開発した。 3 mm×3 mm×10 μmの小さな組織切片1枚から高感度かつ高精度なエピゲノム情報が取り出せる。 従来法より細胞の損失が少なく、細胞にストレスを与えにくい。 概要...
View Articleシミュレーションでスケートボードの技の力学的メカニズムを解明 効率的な指導やボード開発への応用に期待
要点 スケートボードの基本的なトリック(技)である人とボードが一緒にジャンプする「オーリー」の力学的メカニズムを独自のシミュレーション技術により再現。 ボードが浮き上がるのは、スケーターの後足の踏み込み時に、てこの原理によりボードの重心が上向きの速度を持つため。 効率的なトリックの習得や指導、さらにはボード開発への応用が期待される。 概要 東京工業大学 工学院...
View Articleペンギンが翼をしなやかに変形させ、効率よく泳ぐメカニズムを解明 ペンギン型水中推進ロボットへのバイオミメティクス応用に期待
要点 長崎ペンギン水族館にて、羽ばたいて前進遊泳するペンギンを最大14台の水中ビデオカメラで同時撮影。取得した動画により、世界で初めてペンギン遊泳の3次元運動解析を行い、推進力発生メカニズムを解明。 ペンギンの翼が羽ばたき中に曲げ変形することを初めて計測し、その曲げ変形が推進効率を約80%向上させることを流体力学計算により推定。...
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