ニュースレター「AES News」No.12 2018冬号発行
科学技術創成研究院 先進エネルギー国際研究(AES)センターは、「AES News」No.12 2018冬号を発行しました。 AESセンターは、従来の大学研究の枠組みを越えて、企業、行政、市民などが対等な立場で参加する研究拠点である「オープンイノベーション」を推進しています。ここでは、低炭素社会実現のための研究プロジェクトを創生することを大きな目的の一つとしています。...
View Article原子時計をスマートフォンに搭載できるくらいの超小型システムへ
要点 圧電薄膜の機械振動を利用したシンプルな超小型原子時計システムを提案 チップ面積を約30%減、消費電力を約50%減、周波数の安定度も1桁以上の改善を実現 GPS衛星レベルの超高精度周波数源を、スマートフォンなどの汎用通信端末へ 概要 国立研究開発法人 情報通信研究機構(NICT、理事長: 徳田英幸)電磁波研究所 原基揚主任研究員等は、国立大学法人 東北大学(東北大、総長:...
View Article貴金属を使わない高性能アンモニア合成触媒を開発
ポイント 金属間化合物LaCoSiが高い触媒活性を実現した。 ルテニウムなどの貴金属微粒子の担持を必要としない。 活性化エネルギーが極めて低く新しい反応機構が示唆された。 JST戦略的創造研究推進事業において、東京工業大学 細野秀雄教授、多田朋史准教授、北野政明准教授らは、高エネルギー加速器研究機構(KEK)の阿部仁准教授らと共同で、貴金属を使わない高性能のアンモニア合成触媒を開発しました。...
View Article「2030 年に向けての研究企画」集大成となる全学ワークショップを開催
科学技術が急速に進化、発展する中、本学は2030年に「世界トップ10に入るリサーチユニバーシティ」として、教育研究の成果と評価を世界最高水準に引き上げることを目標に掲げています。 「2030年に向けての研究企画」の検討にあたっての基本方針...
View Article隕石の記憶は容易に消去される
ポイント 隕石に記録された放射壊変年代(アルゴン年代)は、初期太陽系で起きた出来事を紐解く上で重要である。 隕石のふるさとである小惑星帯での典型的な衝突(およそ5 km/s)ではアルゴン年代はリセットされない、と推定されてきた。 岩石の強度を考慮した数値衝突計算を実施し、衝撃圧縮状態からの減圧中に摩擦や塑性変形に伴う加熱が起こり、低速度衝突(2...
View Article研究者・留学生向け英文メールニュース「Tokyo Tech Bulletin No. 46」を配信
英文メールニュース「Tokyo Institute of Technology Bulletin」は、この度全面リニューアルを行い、「Tokyo Tech Bulletin(トーキョー テック ブリテン)」第46号として配信を開始しました。当メールニュースは本学が四半期に一度、購読を希望する個人や団体、教育機関を中心に配信しています。...
View Article第3回ホームビジットプログラム開催報告
2017年12月~2018年1月にかけて、留学生の日本文化体験、および東工大生との学生交流を目的としたホームビジット(家庭訪問)が行われました。2016~2017年のウインタープログラムで試行し、2017年のサマープログラムでも継続、今回で3回目の実施となるホームビジットプログラムは、本学学生9名と本学職員3名の協力により、11名の留学生が体験しました。...
View Article髙木泰士准教授が「科学技術への顕著な貢献2017(ナイスステップな研究者)」に選定
東京工業大学 環境・社会理工学院 融合理工学系の髙木泰士准教授が、科学技術・学術政策研究所(NISTEP)※の科学技術イノベーションの発展に顕著な貢献した「ナイスステップな研究者2017」11名のうちの一人としてして選定されました。 「ナイスステップな研究者」は、科学技術・学術政策研究所が2005...
View Article低温で高効率にアンモニアを合成できる触媒を開発
現行の工業用触媒に比べて3倍以上 要点 開発した新触媒は従来よりも低温で高効率にアンモニア合成ができる 現在工業的に広く用いられている鉄触媒と比較して数倍高い活性を持つ 新触媒は反応中に自動的に活性構造が形成(自己組織化)される 概要 東京工業大学...
View Article未来へのものづくりが体感できる!東工大のバイオコン
港区エコプラザでの出張バイオコン報告 2017年12月2日、港区立エコプラザで開催された講座「未来へのものづくりが体感できる!東工大のバイオコン」に、2017年「東工大バイオコン」で優秀な成績を修めた本学学士課程1年生の8チームが参加し、港区の37名の小学生と保護者の方々と交流しました。...
View Article2月の学内イベント情報
2月に本学が開催する、一般の方が参加可能な公開講座、シンポジウムなどをご案内いたします。 2018 EON-ELSI ウィンタースクール in Earth-Life Science 地球と生命の起源に関連する学際的な研究の基礎を学ぶための2週間のプログラムで、若手・異分野研究者間の交流を促進するものです。関連分野の講義・チュートリアルのほか、伊豆・箱根方面での4日間の野外見学があります。 日時...
View Article歩き走るロボット結晶の開発に世界で初めて成功
ソフトロボットへの実用化を期待 早稲田大学 ナノ・ライフ創新研究機構の小島秀子研究院客員教授と、理工学術院の朝日透教授、谷口卓也 同大学 大学院先進理工学研究科4年・日本学術振興会特別研究員(DC2)らの研究グループは、東京工業大学 理学院の植草秀裕准教授らと、加熱・冷却すると尺取り虫のように歩いたり、高速で走る、「ロボット結晶」を開発しました。...
View Article平成30年度前期日程試験を受験される方へ
平成30年度前期日程試験 平成30年2月25日(日) ~ 2月26日(月) 期間中キャンパス内への関係者以外の立ち入りを制限させていただきます。 注意事項 所定の試験日程による試験実施が困難になるような不測の事態が発生した場合、「高校生・受験生向けサイト」の新着入試情報で情報発信しますので、定期的に確認をお願いします。 高校生・受験生向けサイト > 新着入試情報 試験場へのアクセス...
View Article東京工業大学 社会人アカデミー開催講座 理工系一般プログラム(4コース)「環境科学」「環境工学リサイクルコース」「環境工学エネルギーコース」「食の安全と安心」
社会人アカデミーでは、毎年ご好評をいただいている理工系一般プログラムを本年度も開講予定です。 「環境科学」「環境工学リサイクル」「環境工学エネルギー」「食の安全と安心」の4コースで、理工系に基本を置く学問を様々な視点から学びます。 長年、研究・開発に携わってきた講師が基礎からわかりやすく講義します。 受講の動機が明確であれば、年齢等の受講資格は問いません。...
View Article世界最高速!毎秒120ギガビットの無線伝送に成功
5Gの普及を加速 要点 広帯域ミリ波無線送受信機を開発 安価で量産可能なシリコンCMOS集積回路により実現 多値変調を用いた無線伝送実験で毎秒120ギガビットの通信速度を達成 東京工業大学は、株式会社富士通研究所と共同で、70から105ギガヘルツ(GHz)と広い周波数範囲で、高速に信号処理できるCMOS(シーモス;Complementary...
View Article世界最小電力で動作するBLE無線機を開発
デジタル化で実現、IoTの普及を加速 要点 新型デジタル発振器により大幅な低消費電力化を達成 IoT機器への幅広い利用を期待 概要 東京工業大学 工学院 電気電子系の松澤昭教授と岡田健一准教授らの研究グループは、世界最小電力で動作するBluetooth Low Energy(BLE、ブルートゥース・ローエナジー)[用語1]無線機の開発に成功した。無線機の大部分をデジタル化することにより実現した。...
View Article本学同窓生 滝久雄氏が紺綬褒章を受章
紺綬褒章を手にする滝氏(右)と三島学長(左) このたび本学同窓生 滝久雄氏が紺綬褒章※を受章され、三島学長から褒章、褒章の記及び木杯が手交されました。...
View Article本学学生チームがiGEM世界大会で金賞を受賞し、11年連続受賞の世界記録更新
本学学生チームが、iGEM世界大会(The International Genetically Engineered Machine Competition)で、今年も金賞を受賞し、金賞制度の創設以来の11年連続受賞の世界記録を更新しました。この連続記録を持つチームは全310チーム中、東工大とフライブルグ大(ドイツ)の2校のみです。...
View Article2017年度 東工大リベラルアーツ ミニシンポジウム年間開催報告
2017年度に2年目を迎えた博士後期課程の文系教養科目では、年間テーマとしてSDGs(Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標)の1つでもある「貧困」を取り上げ、多様な専門領域を学ぶ博士後期課程学生がグループワークを行いました。...
View Article高い電子移動度を持つ有機半導体高分子を開発
全有機高分子型のデジタル回路や太陽電池などへの応用に期待 要点 窒素原子の配置を工夫してエネルギー準位や分子の平面性を最適化 アミノアルキル単分子膜で電子のみ輸送可能に この有機半導体高分子[用語1]で高性能な有機トランジスタの開発に成功 概要 東京工業大学 物質理工学院の王洋研究員と道信剛志准教授らの研究グループは、有機半導体高分子の効率的な合成法を確立し、数平均分子量[用語2]105 g...
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