魚類が「ホウ酸」を体外に排出して 海水に適応するメカニズムを解明 持続可能な海水魚の養殖等への応用を期待
要点 海水魚が飲み込んだ海水に含まれるホウ酸は腸で吸収され、腎臓で尿中に濃縮・排出されることを発見。ホウ酸は過剰摂取・蓄積により毒性を示す。 動物の体内で働く起電性のホウ酸輸送体「Slc4a11A」を同定し、ホウ酸排出の分子メカニズムを明らかに。 海洋生物の環境適応機構の解明や、持続可能な海水魚の養殖等への応用に寄与することを期待。 概要 東京工業大学 生命理工学院...
View Article臨床検体中のコロナウイルスタンパク質を蛍光抗体で迅速定量することに成功 蛍光検出の速度向上法としても期待
要点 新型コロナウイルス抗原に結合すると光る抗体断片Q-bodyを構築し、抗原の簡便な検出に成功 反応液に高分子を加えることで反応を加速し、検出感度が向上 臨床サンプル中の新型コロナウイルス検出が確認でき、感染の有無を判定 概要 東京工業大学 科学技術創成研究院 化学生命科学研究所の朱博助教と上田宏教授、東京医科歯科大学 大学院医歯学総合研究科...
View Article未来の国際リーダーたる5人が2022年度「東工大学生リーダーシップ賞」を受賞
東京工業大学は2022年度「東工大学生リーダーシップ賞」を5人の学生に授与しました。本賞は、学生の国際的リーダーシップの育成を目的として、知力・創造力・人間力・活力などのリーダーシップの素養に溢れる学生を表彰しています。本学学士課程の2年目から4年目の学生を対象とし、2002年度から実施しています。授与式は10月25日、Taki...
View Article東工大基金「2022年度 感謝の集い」開催
東京工業大学は、11月2日に大岡山キャンパス蔵前会館にて、東京工業大学基金(以下、東工大基金)の「2022年度 感謝の集い」を開催しました。 このイベントは東工大基金へのご寄附など、本学をご支援いただいた方々を招き、感謝の意を表する機会として年に1度開催しています。2020年度はコロナ禍により中止、2021年度はオンライン開催となり、対面形式での開催は3年ぶりとなりました。...
View Article東工大の学生グループが「ブルームバーグESG投資コンテスト2022」で準優勝
上段左から:住谷さん、小川さん、下段左から:市原さん、カンさん、刑部さん、石井さん 東京工業大学 工学院...
View Articleケンブリッジ大学との合同オンラインワークショップを開催
東京工業大学の工学院、物質理工学院、環境・社会理工学院は、ケンブリッジ大学の工学部(Department of Engineering)と合同で、11月25日に「Workshop on Summer Exchange Research...
View Article小惑星リュウグウは彗星の近くで誕生 内側太陽系から外側太陽系へと旅した高温鉱物をリュウグウから多数発見
ポイント C型小惑星「リュウグウ」から1,000℃以上の高温環境で形成した鉱物を多数発見。 これら高温鉱物は内側太陽系で形成後、外側太陽系まで輸送され「リュウグウ」等の母天体に集積。 「リュウグウ」は、通常の炭素質隕石よりも太陽から遠い、彗星に近い領域で形成。 概要...
View Article新型プロトン伝導体を発見し、高いプロトン伝導度のメカニズムを解明 燃料電池やセンサーの発展に向けた材料開発を加速
要点 最高クラスの伝導度を示す、化学置換が不要な新型プロトン伝導体を発見 第一原理分子動力学シミュレーションにより、高いプロトン伝導度の原因を解明 燃料電池の低コスト化と用途拡大に向け、優れたプロトン伝導体の開発指針を提示 概要 東京工業大学 理学院 化学系の村上泰斗特任助教(研究当時)、八島正知教授、および豪州原子力科学技術機構(ANSTO)のアブディーフ・マキシム(Avdeev...
View Article硫化水素が細菌の抗生物質耐性を高める仕組みを解明 新規抗生物質開発への期待
要点 大腸菌の硫化水素センサータンパク質「YgaV」が硫化水素に応答して遺伝子の働きを調節する仕組みを解明 YgaVの機能を欠損させると、大腸菌の抗生物質耐性が弱まることを発見 新たな抗生物質の創薬につながると期待 概要 東京工業大学 生命理工学院 生命理工学系のRajalakshmi...
View Article遺伝子の活性化をリアルタイムで検出する「STREAMING-Tag」システムを開発
要点 特定遺伝子の細胞核内局在および転写状態を生きた細胞で観察可能な新規技術を開発 転写を開始したRNAポリメラーゼを生細胞で観察する技術を開発 本技術を利用することで、遺伝子の転写状態に応じて特定のタンパク質が遺伝子近傍に集積することを世界ではじめて解明 概要 東京工業大学 科学技術創成研究院...
View Article東工大学生チームが「きぼう」ロボットプログラミング競技会で世界3位に
東京工業大学の学生チームが10月29日に行われた第3回「きぼう」ロボットプログラミング競技会(Kibo-RPC)の軌道上決勝大会に出場し、世界第3位となりました。 決勝大会後の集合写真(前列右から三木さん、大坪さん、安田さん、石井さん、西尾さん) Kibo-RPCはJAXA...
View Article香川利春名誉教授が令和4年度「産業標準化事業表彰」の経済産業大臣表彰を受賞
東京工業大学の香川利春名誉教授が令和4年度「産業標準化事業表彰」の経済産業大臣表彰を受賞しました。表彰式は10月24日に都市センターホテル(東京都千代田区)で行われました。 授賞式で賞状を授与された香川名誉教授(右)と長峯誠経済産業大臣政務官...
View Article脂肪肝の新しい治療法を発見 特定の酵素の阻害薬の投与で肝臓に蓄積した脂肪が減少
要点 タンパク質チロシン脱リン酸化酵素であるPTPROを欠損したマウスは、高度肥満状態でも脂肪肝や脂質異常症、糖尿病を発症しないことを発見 高度肥満マウスにPTPRO阻害薬を投与することで、脂肪肝、脂質異常症や糖尿病の改善に成功 PTPROがインスリンの働きや炎症反応、脂肪組織への脂肪蓄積を調節していることを解明 概要 東京工業大学 科学技術創成研究院...
View Articleメチオニンを副原料として側鎖に硫黄を有する微生物ポリエステルを開発 硫黄の酸化により生分解性プラスチック表面の濡れ性を改変
要点 メチオニンを副原料に利用し、側鎖に硫黄を含む微生物ポリエステルの生合成に成功。 合成したポリエステルを過酸化水素水や過酢酸で処理することで、側鎖のスルフィドをスルホキシドやスルホンに酸化させ、材料表面の濡れ性の改変に成功。 材料物性と生分解性を両立する、新規プラスチック設計・合成指針の確立に期待。 概要 東京工業大学 物質理工学院...
View Article東工大附属高校生徒のチームが2022年「シンガポール国際数学チャレンジ2.0」で優秀賞
東京工業大学附属科学技術高等学校(以下、附属高校)の生徒3人が、11月9日~12日にオンライン開催された「シンガポール国際数学チャレンジ2.0(Singapore International Mathematical and Computational Challenge 2.0:SIMC2.0)」で優秀賞(Merit Award)を受賞しました。 (左から)受賞した磯崎さん、後藤さん、壽﨑さん...
View Article東工大チームが「第45回ICPC国際大学対抗プログラミングコンテスト世界大会」で好成績
東京工業大学を代表して出場したチームgood_yamikinが、11月6~11日にバングラディッシュのダッカで開催された第45回ICPC(International Collegiate Programming Contest:国際大学対抗プログラミングコンテスト)世界大会で、132チーム中13位タイという好成績を収めました。同時に、併設されたコンテスト「ICPC...
View Article令和5年度大学入学共通テストを「東京工業大学」で受験される方へ
令和5年度大学入学共通テスト 下記のとおり、令和5年度大学入学共通テストを実施予定です。試験期間中は、以下のキャンパス内への受験生及び試験関係者以外の立ち入りを制限しています。 試験日 令和5年1月14日(土)~ 1月15日(日) 会場 大岡山試験場/大岡山キャンパス ※ 令和5年度共通テストについて、田町試験場/田町キャンパスでは実施しません。 注意事項 不測の事態が発生した場合...
View Article中原啓貴准教授が「科学技術への顕著な貢献2022(ナイスステップな研究者)」に選定
東京工業大学 工学院 情報通信系の中原啓貴准教授が、科学技術・学術政策研究所(NISTEP)※...
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